2017年8月 キリンビール横浜工場でビールづくり体験をしてきました。
キリンビールづくり体験教室
キリンビール横浜工場では、ビールづくり1日体験が出来ます(公式HP)。
ビールの製造工程を学び、実際に仕込みをし、約6週間後に作ったビールが自宅に届きます。
ランチと工場見学から戻りました。
午後の部(実習)
糖度計測
午前の部の実習では麦汁を搾るところまで行いました。
午後の実習は麦汁の糖度計測から始まります。
計測サンプル用に麦汁を適量とり、一定の温度に調整していきます。
この糖度計で計測していきます。糖度は基準をクリアしていました。
糖度判定をクリアしたので、寸胴鍋の麦汁を発酵・保存タンクへ移していきます。
まずは木べらで高速攪拌。不溶物を沈澱させて、澄んだ濁りのない麦汁にします。
冷却して発酵タンクへ
カスを取り除いた麦汁を氷で冷却しながら一定温度にし、発酵タンク(右側)に移します。
氷をかき混ぜながら、麦汁を冷やします。
この氷をかき混ぜる作業も交代しながら行いました。
寸胴鍋の中をみると中央に沈殿したホップのカスが集まっています。
麦汁の試飲
各チーム分の発酵前麦汁を試飲しました。
一番搾り麦汁とは全く違い、ホップが入っているためビールっぽい苦みを感じます。
仕上げ(発酵開始)
最後の仕上げにインストラクターが麦汁に酵母を追加します。
酵母が麦汁中の糖分を食べ、アルコールと炭酸ガスに分解。発酵開始です。
酵母の違いにより、発酵にも違いがでます。
- 上面発酵:常温で比較的短時間発酵 → 華やかで香り高いビールに(エールやスタウトなど)
- 下面発酵:低温でゆっくり長時間発酵 → 深みある爽やかなビールに(ピルスナーなど)
まだビールとは思えない色をしていますが、6週間熟成させた後、ろ過をして酵母を取り除きます。
取り除き集められた酵母は状態が良ければ、少し休ませて、また次回利用できるのだそうです。
この酵母はビールづくり体験教室専用。生きた酵母に何らかの欠陥が見つかった場合、被害を最小限に抑えるために工場用酵母と教室用酵母を分けているそうです。
最後に瓶詰めをして、オリジナルビールに仕上げていただきます。
このタンクの量で中びん(500ml)× 24本分。そのうち手元に届くのは20本。
差分の4本は工場用で、化学分析用、微生物検査用、味見・臭い確認用、(何か問題があった場合の)問合せ確認用に使われます。体験教室で作成したビールにも徹底した品質管理がされているのだなと驚きました。
※ 2018年夏)体験教室で作成するビールは1組(2人)につき小瓶(330ml)×10本に変更になりました。
本日の作業はこれで終了。試飲会へ向かいます。
キリンビール横浜工場(ビールづくり体験教室)
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