2022.03 百段階段・ホテル雅叙園東京ぶらり散歩

【休館中】百段階段(6)清方の間:ホテル雅叙園東京

清方の間 百段階段 ホテル雅叙園東京 2022.03 百段階段・ホテル雅叙園東京
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ホテル雅叙園東京は、建物所有者との定期建物賃貸借契約の満了に伴い、2025年9月30日をもって営業を終了しました。
株式会社目黒雅叙園による「ホテル雅叙園東京」運営も同日で終了しています(公式プレスリリース)。

同ホテルは、2025年10月1日より一時休館となり、以降は婚礼・宴会・宿泊・レストラン、ならびに東京都指定有形文化財「百段階段」の予約はできません。

今後は、ヒルトンによるリブランドが進められ、2026年半ばに宿泊・料飲施設の営業を先行再開した後、2027年に「雅叙園東京 LXRホテルズ&リゾーツ」として全体開業が予定されています。

当ブログ記事は、2022年3月訪問時の内容をもとにしています。

百段階段とは

百段階段とは通称で、かつての目黒雅叙園3号館にあたります。
1935(昭和10)年に建てられたホテル雅叙園東京(当時は目黒雅叙園)に現存する唯一の木造建築です。
食事を楽しみ、宴が行われた7つの豪華な部屋を約100段の長い階段と廊下が繋いでいます。
2001年に国の登録有形文化財、2009(平成21)年3月に東京都の有形文化財に指定されました。

百段階段の構造

百段階段は、細長い1棟の建物に7つの部屋があるように感じますが、実際は斜面に建てられた4棟の建物を階段や廊下でつないでいます。

階段下から趣向の異なる7つの部屋を 「十畝の間→ 漁樵の間→ 草丘の間→ 静水の間→ 星光の間→ 清方の間→ 頂上の間」の順に見学します。

百段階段 ホテル雅叙園東京

下の部屋から順に見学し、5つ目の部屋「星光(せいこう)の間」を見学しました。

清方の間

「清方(きよかた)の間」は、美人画の大家 鏑木清方(かぶらき きよかた)が造った部屋です。
入口からには屋根があり、障子は組子で「富士山」が表され、茶室風の特別な造りです。

清方の間 百段階段 ホテル雅叙園東京

隣の建物が見える窓際には、廊下が続いています。

清方の間 百段階段 ホテル雅叙園東京

二間続きの茶室風の造りです。
欄間には白井権八や団十郎などの歌舞伎・浄瑠璃の人物画が描かれています。

清方の間 百段階段 ホテル雅叙園東京

かつてはこの窓から富士山が見えたそうです。

atsu
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現在はアマゾンジャパンの目黒本社が見えます。

清方の間 百段階段 ホテル雅叙園東京

清方の間は「網代天井(あじろてんじょう)」という他の部屋の天井とは違う特別な造りです。
「網代天井」とは、木や草や竹などの植物を薄く加工したものを平面状に編んだ天井材で、材料と編み方の組合せにより様々な種類があります。

清方の間 百段階段 ホテル雅叙園東京

奥の部屋の欄間には「四季風俗美人画」が描かれています。
部屋のあちこちには、訪問時に行われていた企画展「時を旅する百段階段」の「ちいさな世界」が表現されていました。

清方の間 百段階段 ホテル雅叙園東京

こちらの天井も 「網代天井(あじろてんじょう)」 です。
正方形の天井を十文字に割って、4つの正方形にし、更に2分割して、8つの三角形に区切っています。各三角形には四季草花が描かれた扇を埋め込んだ凝った造りです。

清方の間 百段階段 ホテル雅叙園東京

最後のお部屋 「頂上の間」 へ向かいます。

mico
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窓からは「星光の間」と「頂上の間」のある隣の建物への渡り廊下が見えます。

清方の間 百段階段 ホテル雅叙園東京

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