東京都指定有形文化財「百段階段」とは
百段階段(公式HP)とは通称で、かつての目黒雅叙園3号館にあたります。
1935(昭和10)年に建てられたホテル雅叙園東京(当時は目黒雅叙園)に現存する唯一の木造建築です。
食事を楽しみ、宴が行われた豪華な7つの部屋を約100段の長い階段と廊下が繋いでいます。
2001年に国の登録有形文化財、2009年3月に東京都の有形文化財に指定されました。
百段階段は、細長い1棟の建物に7つの部屋があるように感じられますが、実際は斜面に建てられた4棟の建物を階段や廊下でつないでいます。
階段下にある部屋から 「十畝の間→ 漁樵の間→ 草丘の間→ 静水の間→ 星光の間→ 清方の間→ 頂上の間」の順に見学します。
見学の注意
百段階段は、古い木造建築内の階段を上り下りして見学します。
エレベーター等の設備もないため、車椅子やベビーカーなどは利用できません。
また、靴を脱いでの見学(土足厳禁)です。文化財保護のため、素足は避け、靴下の着用が推奨されています。
入場チケット
定期的に企画展が行われており、会場 及び オンライン(公式HP)でチケットを購入することができます。
主なチケットの種類
企画展やチケット種類によってチケット代金・入場可能日時が異なります。詳細情報は、公式HPを確認ください。
- 会場窓口で当日券購入
- オンライン購入
- 早割チケット(開幕日前までの販売)
- 日時指定券(数量限定/オンラインチケット限定)
- グッズ付きチケット(なくなり次第終了)
- ガイドツアーチケット(期間限定/日時指定)
- ギャラリートーク付特別見学会(金・土限定/18:00~)
- ペアチケット(一般入場券2枚/日時指定なし)
- 通常観覧券(日時指定なし)
- 百段階段ランチセット
ホテル雅叙園内レストランでのランチと「百段階段」見学チケットのセット
ペアチケット
今回は、オンラインでペアチケットを購入しました。
通常観覧券より割引(50円/1人)されていました。
百段階段
昨年9月に目黒雅叙園へ宿泊した日は、残念ながら百段階段の休館日だったため、今回改めて訪問しました。
オンラインチケットのQRコードをスマートフォン画面で提示して入場しました。
イヤホンガイドは感染予防の観点から中止されていました(2022年3月時点)。
螺鈿細工のエレベーターで2階にあがります。
2階のエレベーター扉も螺鈿で装飾されています。
エレベーター内部は、扉の内側を含めた4面の全てに螺鈿細工が施されています。
螺鈿細工は「獅子に牡丹」の絢爛豪華な図柄です。
ミュージアムショップ
百段階段前にはミュージアムショップがあります。企画展の公式グッズのほか、和小物を扱っています。
オンライン(公式HP)でも一部購入できます。
百段階段へ向かいます。
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