格安SIMとは
格安SIMとは大手の携帯キャリアよりも安い料金で提供されている通信サービスです。
格安SIMで通信サービスを提供している会社のことを「MVNO(Mobile Virtual Network Operator)」と呼び、現在は150社以上もあると言われています。
我が家も大手の携帯キャリアからMVNO(格安SIM)に乗り換えて、約2年経ちました。
月々8,000円以上かかっていた携帯代が約2,000円まで抑えられています。
切替時は諸経費がかかりますが、2人で年間約15万円近くも節約できた計算になります。
MVNO(格安SIM)を利用すると、月額料金は確実に安くなりますが、大手携帯キャリアのような手厚いサービスやサポートは受けられません。きちんと契約内容(メリット・デメリット)を確認し、自己責任で利用する必要があります。
今回は格安SIMのメリット・デメリットをまとめます。
格安SIMのメリット
- 月額料金が安い
最大のメリット。月額を2,000円台にできます。
基本的に月額料金が変動することはありません。
- 2年間の契約縛りなし
会社により最低利用期間はありますが、期間以降は好きな時に解約できます。
- 契約解除手数料なし
最低利用期間後は違約金・解除金などの手数料がかかりません。
- 海外SIMも利用可能
SIMフリー機器の携帯を利用しているので、SIMを差し替えて海外でも利用できます。
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格安SIMのデメリット
※ このデメリット一覧は一般的な内容で、当該サービスを提供しているMVNO(格安SIM)会社もあります。
- 機器購入費用を一括支払い
格安SIMはSIMフリー機器を利用します。
SIMフリー機器の一括購入費用、または現在持っている機器のSIMロック解除費用が必要になります。
(※ MVNO(格安SIM)会社によっては、手持の機器を利用できることもあります。)
- 機器購入の割引なし
大手携帯キャリアが行う機器割引制度(毎月割/月々割/月々サポートなど)がありません。
- 実店舗が少ない
実店舗(対面のサポート窓口)がほぼありません。
電話での相談窓口のみのところが多く、なかなか電話がつながりにくい会社もあるそうです。
乗換え後の初期設定やデータ移行のサポートもありません。
- 故障時の代替機貸出がない
修理期間中の代替機の貸し出しサービスがありません。
また、端末故障や破損/修理のサポートが薄く、修理代が高くなることもあります。
- 通信品質が不安定
昼や夕方などの通信混雑時には通信が遅くなることがあります。
- 音声通話料が高い
家族割や無料・定額通話プランのようなプランが少なく、通話料が高くなります。
- キャリア提供のサービスが利用不可
- キャリアメール … キャリアメールが利用できないため、メールはGmailやYahooメールなどのフリーメールで代用します。
フリーメールは受信側の迷惑メール防止機能により届かないこと(迷惑メールフォルダやゴミ箱に自動的に振り分けられている可能性)があるので注意が必要です。 - キャリアメールを使うサービス … キャリア認証のサービスが利用できません。
(例)LINE側で年齢確認ができないため、ID検索やIDによる友達追加が出来ません。 - Wi-Fiスポット(公衆無線LANサービス) … カフェや駅、ホテルなどにあるキャリア提供のWi-Fiスポット(公衆無線LANサービス)が利用できません。
- キャリアメール … キャリアメールが利用できないため、メールはGmailやYahooメールなどのフリーメールで代用します。
格安SIM利用が向いている人
- 月額携帯代を今後ずっと抑えたい
格安SIMを利用すると月額料金が安くなり、固定費の削減になります。
- キャリアメールは必要ない
キャリア提供のサービスであるキャリアメールが使用不可になります。
フリーメール(GmailやYahooメールなど)で代用できます。
- 音声通話(電話)はしない
格安SIMは音声通話料金が高いため、通話の多い場合は月額が高くなる可能性があります。
- 携帯キャリアショップへほとんど行ったことがない
格安SIMは店舗が少なく、サービス・サポートが薄い傾向があります。
基本的には全て自分で設定する必要があり、携帯破損の場合も代替機の貸し出しサービスがありません。
- キャリアの2年縛りが満了する
解約月以外の乗換えは携帯キャリアへ違約金を支払う必要があるため、初期費用がさらにかかります。
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