2019年3月、東京南青山にある岡本太郎記念館に行って来ました。
岡本太郎記念館
岡本太郎記念館に来ました。
2階 展示室
2階には企画展ごとに展示が変わる展示室があります。
この日の企画展は「太陽の芸術 - 岡本太郎のパブリックアート - (期間:2019年2月27日〜6月23日)」でした。
第一展示室
真っ赤な壁の展示室には絵画が並び、資料映像が流れています。
映像前にはぎょろっとした目や牙のついた「座ることを拒否する椅子」。座りごごちは…あまりよくありませんでした。
数寄屋橋公園にある「若い時計台」が設置された1968年当時の映像が流れていました。
数々の写真で岡本太郎という芸術家を見ましたが、こんなに素敵な笑顔を見たのは初めてのような気がしました。
繚乱(1990年)
兵庫県のホテル・シーショアリゾート (2020/04/30閉館)の竣工に際し、設置された彫刻です。
ホテルの近くの梅林公園や菜の花が咲き乱れる「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」から作品の題名がつけられたそうです。
太陽(1985年)
そごう横浜店開店を記念して、屋上に設置されました。
当初の構想では20mもの大きさでしたが、1/3の高さに変更を余儀なくされた作品だそうです。
太陽には3つの顔があり、朝のやさしさ、昼の力強さ、夜のおだやかさを表現しているそうです。
日の壁(1956年)
旧東京都庁のエントランスホールに飾られた力強さを強調する作品。
旧東京都庁には7作品「日の壁」「月の壁」「建設」「赤」「青」「黄」「緑」があったそうです。
夢の樹(1983年)
鹿沼市民文化センターの開館とともに制作され、2011年に街のシンボルとして東武鉄道新鹿沼駅のロータリーに移設されました。
岡本太郎の作品には「樹」をモチーフにしたものがいくつかあります。擬人化された樹木から果てしない夢のふくらみが宇宙に開く瞬間をあらわしているそうです。
展示室間の渡り廊下
透けていて少し怖い渡り廊下を渡り、隣の展示室へ移動します。
廊下の下にはエントランスとミュージアムショップが見えます。
第二展示室
隣の展示室には全国にある岡本太郎のパブリックアート作品の一覧がありました。
たくさんの作品写真と模型の展示がありました。この展示内容も企画展ごとに随時変更されます。
午後の日(1967年)
太郎の自画像ともいえる作品で、この作品のバリエーションが岡本太郎の墓石にも選ばれたそうです。
太陽の鐘
静岡県のレジャー施設に設置され、1999年の施設閉園後から20年近く人の目に触れることはありませんでしたが、2018年に群馬県前橋市再生のシンボルとして、広瀬川河畔に移設されました。
実際の作品は鐘の直径約1.2m、高さ約2.4mもある大きなものだそうです。
太陽の塔(太陽の顔)
大阪で見てきた現在を象徴する「太陽の顔」。
模型なので、かなり近づいてみることができました。
1階に戻り、サロン・アトリエを見学します。
岡本太郎記念館(公式HP)
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