写真の整理・デジタル化
2020年、家で過ごす時間が長くなったこの時期を利用して、以前から興味のあった写真のデジタル化に挑戦しました。
デジタル化のメリット
- 紙の写真の整理(紙写真の破棄)
- アルバムの破棄(アルバム保管場所が不要になる)
- 紙の写真の現状を保存(劣化や破損、事故紛失を防ぐ)
- 写真の閲覧が楽になる(重みがなくなる/色々なデバイスで閲覧可能)
- 写真の共有/コピーが簡単(バックアップ)
卒業アルバムのデジタル化処理方法
写真アルバムをデジタル化したあと、手元には小学校からの卒業アルバムが残りました。
卒業アルバムは大きく重く、サイズや厚みもバラバラで、収納(保管)するのにもかなり場所を取ります。
データ化してしまえば、思い出を見たいときにいつでも見れ、アルバム本体は破棄できます。
卒業アルバムのデジタル化には、業者に依頼、または自分で行う方法があります。
下記リストの業者・機種は一例です
業者に依頼する
申込後、原本を発送するだけで、卒業アルバムを分解せずにデジタル化できます。
自分でデジタル化:スキャナーをレンタルする
スキャナーをレンタルし、自分でデジタル化処理します。
原稿自動送り機能(連続スキャン)、経年劣化で色あせてしまった写真を鮮やかに蘇らせる退色復元機能を搭載している機種もあり、販売価格4~7万円の機種がレンタルできます。レンタル料金は機種、期間により様々です。
- Rentio(レンティオ):EPSON フォトスキャナー FF-680W
Rentio(レンティオ)では本の背を簡単、綺麗に裁断できる裁断機もレンタルできます。 - ゲオレンタル:EPSON フォトスキャナー FF-680W
- APEXレンタル:FUJITSU ScanSnap iX500/FI-IX500A・iX1500
自分でデジタル化:スキャナーを購入する
スキャナーを購入して、自分でデジタル化処理します。一例は2万円程度のものです。
- ナカバヤシ:フォトレコ(生産終了品のため在庫限り)
- 富士通:ScanSnap iX100
- サンワダイレクト:フォトスキャナー 400-SCN039
デジタル化の処理手順
価格が抑えられるだけでなく、好みで色調整などもできるので、自分でデジタル化することにしました。
レンタル期間に縛られることなく、好きな時間に作業できるようスキャナーを購入し、下記の手順でデジタル化をすすめました。
- 卒業アルバムを分解する
- 原稿をA4サイズに調整する
- スキャンしてデジタル化
- 撮影日情報を入れる(省略可)
- データをハードディスクとクラウドストレージにバックアップ
- 卒業アルバムの処分
- 卒業アルバムを分解する卒業アルバムのハードカバーを外します。
片側を開き、カバーとページとの間にカッターの刃を入れて切り離します。反対側も同じように切り、ハードカバーと本体を分離させます。本体は背部分が糊付けされてたので、1ページ1ページにカッターの刃を入れ、切り離しました。
糊やアミのようなもので背の部分が補強されているアルバムもありましたが、どれも手作業で剥がし分解することができました。バラバラにしたあと、デジタル化して残したいページを選定します。
- 原稿をA4サイズに調整する一般的なスキャナーの取り込みサイズはA4サイズですが、卒業アルバムには色々なサイズがあり、そのままの状態ではスキャンできないものも多くあります。
我が家では一番小さいアルバムがA4サイズに近いものでした。
A4サイズよりも大きいものは、そのままの状態ではスキャナーに入らないので、原稿サイズを調整します。
カッターで筋を入れ、半分に折り曲げて、A4サイズ以下に調整しました。
1/3に折ったり、縦方向に折ったりと掲載されている写真に合わせ、A4サイズ以下に調整しました。
- スキャンしてデジタル化サンワダイレクトのフォトスキャナー(400-SCN039)を購入しました。
A4サイズまで写真や原稿をスキャンできます。
この機種(400-SCN039)は、A4サイズより少し横幅が広い原稿でも取り込むことができました。ただし、画像として実際にスキャンできる範囲はA4サイズのため、左右の位置を調整して必要な部分をスキャンしました。表紙部分は厚みのあるハードカバーなので、この機種(400-SCN039)では取り込むことができませんでした。
プリンターに付属しているスキャナーで別途取り込みました。
卒業アルバム全てがデータ化され、デジカメの写真と同じように扱えるようになりました。 - 撮影日情報を入れる(省略可)紙の写真をスキャンしたデータにはファイル作成日のみで、撮影日情報はありません。
データが撮影日順になると時系列が分かりやすく整理がしやすくなるので、下記のツールを利用して撮影日時情報を入れました。卒業式の写真と時系列が近くなるようにそれぞれの卒業式近辺の日付を設定しました。- ExifTool
「ExifTool 使い方」と検索すると、利用方法を解説するブログが多くあります。
ExifToolを利用しなくても、Googleフォト(公式HP)上では写真の日付を変更(写真の並びを変更)することもできます。また、ハードディスクなど特定の日付情報が必要がない場所に保存するのであれば、フォルダ分けすることで対応可能かと思います。
- ExifTool
- データをハードディスクとクラウドストレージにバックアップデータを手持ちのハードディスクやクラウドストレージにバックアップを取ります。データ紛失・消失を防ぐために色々な場所に保存しました。
Googleフォト(公式HP)にも保存し、写真を共有できるようにもしました。Amazonプライム会員なら、無制限のフォトストレージサービス「Amazon Photos」で写真や動画をバックアップ、共有できます。
- 卒業アルバムの処分紙の卒業アルバムは処分します。アルバムがなくなり、収納場所が不要になりました。
卒業アルバムには名前と顔写真だけでなく、住所録がついているものもあります。今回分解したことでシュレッダーにかけやすくなり、破棄も簡単になりました。
卒業アルバムをデジタル化した感想
そのまま破棄するのも気が引けて長年放置してきた卒業アルバムをデジタル化し、手放すことができました。
手間と時間がかかる大変な作業ではありましたが、全てデジタル化したことで卒業アルバムの写真がデジカメの写真と同じ扱いになりました(卒業文集も同様にデジタル化しました)。
何よりも見やすくなり、携帯やパソコンなどで拡大して
細かいところまで見られるようになりました。
デジタル化したことで、気軽に時系列で眺められるようになり、
以前より見返すことが増えた気がします。
購入したフォトスキャナーは機械が大きめではありますが、A4サイズまでスキャンできるので写真だけでなく書類やガイド、チケットなど今後も利用できる場面は多いかと思います。
通常の保証期間は6ヶ月ですが、サンワサプライ直営「サンワダイレクト本店」で購入すると、1年保証がつきます。
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