2017年8月 キリンビール横浜工場でビールづくり体験をしてきました。
キリンビールづくり体験教室
キリンビール横浜工場では、ビールづくり1日体験が出来ます（公式HP）。
ビールの製造工程を学び、実際に仕込みをし、約6週間後に作ったビールが自宅に届きます。
体験教室受付後、グループごとに着席しました。
9:40 講義（オリエンテーション）
講義（オリエンテーション）が始まります。ビールづくり体験教室で醸造するビールの特徴や製造工程、本日の流れなどの説明がありました。
講義後、5種類の中からどのタイプのビールをつくるか、グループごとに1つ選択します。
- ピルスナー
芳醇でまろやか。のどごしが良い。 - ボヘミアンピルスナー
苦みとホップの香りが良い。 - ボック
重厚感のある深いコク。キレのあるのどごし。 - 黒ビール
コクと重厚感。味わいスッキリ。 - 赤ビール
鮮やかな色。軽快な口当たり。
私たちのチームは現在1番人気で苦みが特徴の「2. ボヘミアンピルスナー（横浜開港記念ビール / 2009年）」を選びました。「横浜ビアザケ」という別名で呼ばれています。
午前の部（実習）
ビールづくり実習室へ移動しました。
グループごとに色違いのエプロンをつけ、手を洗い、準備をします。
ピカピカに磨かれた大きな寸胴鍋が２つ、タイマー、計量カップ、木ヘラ、温度計などが机に並びます。
グループ専属のインストラクターの指導のもと、ビールづくり開始です。
麦汁をつくる
お湯が入った寸胴鍋にビールに欠かせない主原料である麦芽を少しずつ投入します。
インストラクターのお手本どおりにメンバーも交代で作業をします。
時間を守り、温度を保ちながら、麦芽を入れたお湯を木べらでひたすら混ぜていきます。
しばらくすると、とろとろっとした麦汁になりました。
麦汁を2つの寸胴鍋に分け、温度をそれぞれ変えながら、でんぷんが糖化するまで混ぜていきます。
この攪拌が意外に力仕事。メンバーで交代しながら作業し、ほぼ午前中をこの作業に費やしました。
攪拌中も専属インストラクターからミニ講義があったり、麦芽や麦汁の味見があったりとビールについて学ぶことができます。
甘味とコクを出すために2つにわけ、別々に攪拌していた麦汁を1つにし混ぜ合わせます。
麦汁を搾る
糖化させた麦汁は寸胴鍋に残っている麦芽もすべて「麦汁ろ過機」へ移します。
麦汁ろ過機で糖化させた麦汁を搾ります。
これが「一番搾り麦汁」です。
一番搾り麦汁
各グループが作成した「一番搾り麦汁」が出揃いました。
ボヘミアンピルスナー（ビアザケ）が2チーム、ボックが2チーム。
同じ種類のビールを作っていてもグループごとに微妙に色合いが違うのがわかります。
4つの「一番搾り麦汁」を試飲しました。それぞれ味にも微妙な違いがあります。
前回の工場見学のときにも驚きましたが、一番搾り麦汁は舌にまとわりつくように甘く、ビールとはほど遠い味がします。
ホップ
実習台の横には（文字が逆さになってしまいました）、このあと一番搾り麦汁に加えるホップのサンプルがありました。毬花（まりばな）はホップの雌株に咲く花の愛称で、ビールの原料になります。
ホップがビールに独特の香りや苦味、泡立ちを与えます。
ビールではなく、ホップに含まれる成分が認知症予防に効果があると最近の研究で確認されたそうです。
フローラル系の香りがするホップ「いぶき」。今年の夏に岩手県で収穫したばかりのとれたてホップ「いぶき」をつかったビールが数量限定で発売されます。
「とれたてホップ 一番搾り（公式HP）」気になります。
午前実習終了
ここまでの実習で2時間ほどかかりました。
搾った一番搾り麦汁にグループ全員でビールの魂であるホップを投入し、午前の部は終了です。
ランチへ向かいます。
キリンビール横浜工場（ビールづくり体験教室）
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