2019年5月GWに東京・調布にある深大寺へ行ってきました。
深大寺(じんだいじ)とは
深大寺(じんだいじ/公式HP)は、厄除け大師で知られる天台宗の別格本山。
その歴史は古く、奈良時代(天平5年(733))に満功上人が開山したと伝わります。正式名称は「浮岳山昌楽院 深大寺」。湧き水が豊富で、緑に囲まれた自然豊かなお寺です。
電車と徒歩で深大寺近くの「調布市深大寺水車館」まで来ました。
そば守観音
「調布市深大寺水車館」から1分ほど歩いたところに観音様がいらっしゃいます。
深大寺と深大寺そばの発展を願い、昭和38年に造立された観音様で、左手には三角錐の形をした「そばの実」を持っています。毎年秋に行われる「そばまつり」には境内で蕎麦を打ちお供えしているそうです。
あめや
そば守観音から参道を2~3分歩き、深大寺の山門前に来ました。深大寺の前に人の流れに沿って、左へ行ってみます。
山門前の通りはお休み処のお店が並んでいて、大変混雑していました。
あめや(公式HP)は昔ながらの休憩所。名物のそばぱん、そばサンド、おだんごやソフトクリームなど、食べ歩きできそうなものが並びます。
「そばぱん」はこのお店の名物。玄米粉とそば粉を入れて自家製造した蒸しパンで、中身はあんこ、高菜、キーマカレー、日替わりのお惣菜の4種類があります。
草餅 200円
やわらかそうだったので、草餅にしました。ふんわり温かくて、上品な甘さでした。
不動の滝
深大寺近辺は豊かな湧き水で知られ、明治時代から使用されていたそうです。この湧き水を使って、深大寺そばがつくられました。
不動の瀧は2つあり、1つは山門と「あめや」の間にあります。
もう1つは2~3分歩いた深大寺通り近くにあります。
深大寺
山門
山門に戻ってきました。元禄8年(1695)年に造られた「山門」は、慶応元年(1865年)の大火から逃れた境内最古の建物だそうです。
鐘楼
山門をくぐると右側に立派な鐘楼があります。
慶応元年(1865年)の大火で焼失し、明治3年(1870年)に再建された梵鐘は国の重要文化財に指定されています。
現在かかっている梵鐘は平成13年に新しく造られたレプリカで、現在も朝、昼、夕の3回撞かれているそうです。
手水舎
深大寺の手水舎はお水取りができるそうです。
本殿
大正時代に再建された本堂。本尊は「宝冠阿弥陀如来像」です。
カラフルな「五色幕(ごしきまく)」は仏教の寺院であること、釈迦如来の説いた教えを広く宣べて流布させることを表しているのだそうです。
懸魚(げぎょ)は、木造建築を火災から守るための火除けのまじないとして水に縁のある飾りが多くありますが、深大寺の懸魚(げぎょ)は鳳凰のようです。
奥に2つある木の文字は燭台で、檀家さんに植木職人さんが多く、その方々が奉納したものだそうです。
手前にある「天水華座(てんすいけざ)」と命名された雨水受けは、寺紋である桜をイメージして造られており、雨粒が落ちると心地良い音がするそうです。
新緑のしだれかつらがとても綺麗でした。
元三大師堂(がんざんだいしどう)
本堂から少し上がったところにあるのが「元三大師堂」で、深大寺で厄除け信仰の中心です。慶応元年(1865年)の大火で焼失したあと、慶応3年(1867年)にいち早く再建されました。
元三大師堂(がんざんだいしどう)の左側には細い参詣道があり、深大寺門/都立神代植物公園方面へ抜けられます。
GW中ということもあり、境内は大変混雑していました。
鬼太郎茶屋へ行って、休憩しようと思います。
深大寺(公式HP)
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