2017年7月 マレーシア・コタキナバル + クアラルンプールへ行って来ました。
国立モスク(マスジッド・ネガラ/Masjid Negara)
セントラル・マーケットからしばらく歩くと、道の向こう側に国立モスク(マスジッド・ネガラ)のターコイズブルーの三角屋根が見えてきました。
道路は相変わらず渋滞しています。地下連絡道を使って向こう側へ渡ります。
モスクへ到着しました。
今日は金曜日、イスラム教の集団礼拝の日です。礼拝のため金曜日の見学は不可というモスクもありますが、ここ国立モスクは見学できる時間帯が午後に2回あります。
礼拝後なのか、入口には小学生くらいの子供たちがたくさんいました。
観光客用の入口は反対側のようなので、モスクの周りを歩きます。
通路には八芒星を中心に幾何学模様が描かれています。
植え込みにも八芒星が模られていました。
真っ白な壁にイスラム風の幾何学模様が美しいモスクです。
この入口も封鎖されていました。
さらに先の入口が観光客に開放されているようです。既に観光客が集まっているのが見えます。
見学時間
開門時間前に間に合いました。
観光客が国立モスクを見学できる時間は限られています。通常は9:00~12:00/15:00~16:00/17:30~18:30の3回、金曜のみ15:00~16:00/17:30~18:30の2回です。
まずはインフォメーションカウンターに並びます。
台帳に代表者の名前とどこの国から来たか、人数などを記入します。記入が終わったら、靴を脱ぎ靴箱へ入れます。
服装制限
神聖なモスクへは肌を多く露出した服では入場できません。 服装に注意が必要です。
モスク入口で全身を覆い隠す長いローブを貸してくれます。
女性は頭髪も隠す必要があるので、基本的にローブを着用します。男性は入口で係員の服装チェックを受け、タンクトップや短パンなど肩や脚を露出した服装の場合にはローブを着用する必要があります。
ローブは係の方が着せてくださるので、着方が分からなくても問題ありません。
また、裸足でも靴下を履いていても入場は可能ですが、濡れていたり、汚い靴下は脱ぐようにと注意書きがありました。
入口で身支度をきちんと整えてから、階段を上り中へ入ります。
貸出数は少ないようでしたが、希望すればローブを着用した上から頭に巻くヒジャブも貸し出していました(写真には黒やグレーのヒジャブをつけた方々が写っています)。こちらも係の方が着せてくださるので、着方が分からなくても問題はありません。
徒歩で急いで来たこともあり、額から汗をかくほど暑かったので、ローブだけにしておきました。
マスジッド・ネガラ 内部
入口にあるこの黒いマークは、この建物はマレーシアの国家文化遺産として守られていますというマークのようです。日本でいう重要文化財のようなものだと思います。
礼拝堂へ向かい、廊下を歩きます。
先程、裏口で会った白いヒジャブの子供たちにまた会いました。
時計の文字盤がアラビア文字でした。ところどころなんとなく読めるような気がします。
英雄廟
まず最初に一番奥にある建物を見学します。英雄廟(Maqam Pahlawan)と呼ばれるお墓です。
屋根の形と三角の窓から見える美しい緑が印象的な廟にはマレーシアで功績のあった政治家、指導者たちが埋葬されています。現在4つの棺が納められていて、あと3ヵ所棺を納めるための場所がありました。
メインホール(礼拝堂)
この国立モスク(マスジッド・ネガラ)は1965年に独立とマレーシア統一の象徴として建設されました。モダンなデザインが特徴的です。ミナレット(尖塔)の高さは72mもあります。
噴水の隣にあるこのターコイズブルーの建物がメインホール(礼拝堂)です。
屋根の三角の部分にステンドグラスが施されています。三角屋根は全部で14あり、マレーシアの13の州とクアラルンプールを表しているのだそうです。
美しいステンドグラスのメインホールは約8,000名の信者が一度に礼拝できる広さがあります。
シャンデリアや天井の模様も素敵です。信者以外の方は入れません。信者の方々に配慮し、外側からの見学、写真撮影は可能です。
メインホールの正面へ来ました。
ホールの正面奥がメッカの方向を示しているのだそうです。
礼拝堂前はたくさんの柱が立つホールがあり、美しく神秘的です。
入口では色々なグッズも販売しています。
暑かったローブを返却して、一息してから外に出ました。
このミナレット(尖塔) に一番近い出入口が観光客用に開放されています。
遠くにKLタワーがみえました。
クアラルンプール駅へ歩いて向かいます。
国立モスク(マスジッド・ネガラ)へ行くには(から帰るには)、KTMコミューター(KA02) クアラルンプール駅が分かりやすい最寄り駅だと思います。
国立モスク(マスジッド・ネガラ)公式HP
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