2014年7月 ベトナム ・フエへ行って来ました。
フエの建造物群 オプショナルツアー
世界遺産「フエの建造物群」を巡る1日オプショナルツアーに参加しました。
1802~1945年にかけてフエを都に存在したベトナム最後の王朝「グエン王朝(阮朝)」。
13代続いた皇帝のうち、廟が存在するのは7人。その中の3人の皇帝の廟(お墓)を順に巡ります。
- 2代 ミンマン帝
世界遺産 フエ観光 ~ グエン王朝第2代皇帝 ミンマン帝廟 - 12代 カイディン帝
世界遺産 フエ観光 ~ グエン王朝第12代皇帝 カイディン帝廟(外観)
世界遺産 フエ観光 ~ グエン王朝第12代皇帝 カイディン帝廟(豪華な内部) - 4代 トゥドゥック帝
(当記事)世界遺産 フエ観光 ~ グエン王朝第4代皇帝 トゥドゥック帝廟
4代目皇帝 トゥドゥック帝廟
1847~1883年、13代の皇帝の中で最も長く在位したトゥドゥック帝 (嗣徳帝)。
トゥドゥック帝はキリスト教を排除し、積極的にシナ文化を取り入れたため、建築も中国風 / ベトナム風で造られています。 トゥドゥック帝の別荘として使用されていた場所を死後に墓所として改築したそうです。
入口の門を入ります。
門をくぐると池があり、池に沿って歩くと、皇帝が使用していたという木造の休憩所(緑の屋根)があります。
修復工事中(2014/07時点)で、残念ながら見学することは出来ませんでした。
謙宮門
オレンジの屋根は皇帝のため建物を表しています。
和護殿
皇帝が滞在用に使用した宮殿だと言われています。
トゥドゥック帝はとても謙虚な皇帝だったそうで、内部にも華美な装飾はなく、とても落ち着いた色合いです。
また池沿いを歩きます。木々が多く緑豊かな別荘です。
木の根元が白いのは虫よけのためだそうです。
帝廟
ここから先が帝廟です。馬・象の石像が廟を守っていました。
馬の隣には修復直後の真新しい兵(剣を持った武官、腕を組む文官)がいました。
これらの像は御霊を守る役割を担っています。
第1番目の建物:トゥドゥック帝の功績の石碑
オレンジ色のドームの中にトゥドゥック帝の功績を刻んだ石碑が設置されています。
石碑にはびっしりと文字が刻まれ、柱にはたくさんの龍の模様が描かれています。
水は入っていませんでしたが、 三日月型の池があります。
池沿いを歩き、対岸へ向かいます。
横から見ると、池の形(三日月型)が良くわかります。
墳墓への門。
落ち着いた色合いではありましたが、陶磁器で華やかに飾られていました。
第2の建物:帝廟本体
トゥドゥック帝の墳墓です。大きな壁で四角に囲われています。
正面には美しく飾られた大きな衝立(壁)があります。
この衝立を横から見ると、後ろに墳墓への入口があります。
入口から中を見ると、中央に石棺が安置されていますが、形だけだそうです。
ミンマン帝同様、墓を荒らされてないよう埋葬場所は非公開になっており、誰も分からないそうです。
トゥドゥック帝廟(Tu Duc Emperor's Tomb)
投稿時より約2年前の旅行記のため、情報に変更のある可能性があります。
コメント