2017年04月 滞在していた熊本から日帰りで軍艦島(長崎県)へ行ってきました。
軍艦島 上陸見学
海上で上陸順を待ち、上陸(係留準備)が始まりました。
高島から座った席が左側で出口の近くでした。
許可のある船以外は立ち入りできないと警告が貼ってあります。
「200人もの乗客が一斉に移動しますので、上陸後に写真を撮りたいお気持ちは分かりますが、立ち止まらずに第1見学広場まで迅速な移動をお願いします」と注意アナウンスがありました。
ドルフィン桟橋を渡り、見学用に新しく作られた小さなトンネルに入ります。
途中に「立入禁止」の看板がありました(島から帰るときに撮影しました)。この後の説明で知りましたが、この柵の先にある通路が島民が桟橋から島に上陸した際、実際に利用していたトンネルなのだそうです。
見学用のトンネルの出口(写真右下「頭上注意」のトンネル)を出て、白いガードに沿って歩くと少し高い場所にある第1見学広場に到着します。
乗客全員が第1見学広場に到着するまで、各々周囲の写真を撮影しながら待っていました。
軍艦島の大きさは縦 約480mx横 約160mの小さい島です。
ここに1960年(昭和35年)には約5,300人も住んでおり、東京人口密度の9倍以上だったと言われています。
貯炭場とベルトコンベアー
左側にいくつも並ぶ四角い枠の上には石炭を運んでいたベルトコンベアーが乗っていました。
石炭がこの上を移動し、この広場(貯炭場)に蓄えられ、石炭運搬船に積み込まれました。
幹部職員用アパート(3号棟)
幹部職員用アパート(3号棟)は陸上から見てもかなりの高台に建っています。
アパートの間取りは3LDK内風呂付。他の鉱員住宅と比べ、かなり贅沢な造りでした。
端島小中学校(70号棟)
正面に見える大きな建物は端島小中学校(70号棟)。1階から4階が小学校、5階から7階が中学校でした。
第1見学広場
第1見学広場で、実際の建造物を見ながらガイドさんのお話しを聞きます。
見学通路は約220mで、通路上に第1~第3まで3つの見学広場があります。
第1見学広場でガイドさんの説明を聞いたあと、第2見学広場を通り過ぎ、第3見学広場で再集合します。
土がなく緑がない軍艦島では島民は本土から土を運び、屋上で稲作などの栽培を行っていました。
今でいう「屋上緑化」のさきがけであり、軍艦島で生まれ緑を見たことのない子供たちへの教育の一環にもなっていたそうです。
今では軍艦島のあちらこちらで緑を見ることができます。
世界遺産「軍艦島」 上陸見学(その2)に続きます。
軍艦島(端島)第1見学広場
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