2017年04月 滞在していた熊本から日帰りで軍艦島(長崎県 )へ行ってきました。
世界遺産 明治日本の産業革命遺産
明治日本の産業革命遺産とは、山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・岩手・静岡の8県に点在する幕末から明治にかけ急速な発展を遂げた炭鉱、鉄鋼業、造船業に関する文化遺産群です。
長崎県では「小菅修船場跡」「三菱長崎造船所 第三船渠」「長崎造船所 ジャイアント・カンチレバークレーン」「長崎造船所 旧木型場」「長崎造船所 占勝閣」「旧グラバー住宅」「端島炭坑(軍艦島)」「高島炭鉱」が登録されています。
高島(高島炭鉱)
長崎 元船桟橋を出発後、まずは国内炭鉱発祥地と言われる高島(高島炭坑)へ上陸しました。
高島炭坑は「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界遺産リストに登録されています。
この日は長崎県に強風・波浪警報が出ていました。
1階外の席で風を浴びて涼しくしていたので、だいぶ軽減・緩和されていたとは思いますが、細かく上下振動する船特有の揺れで少し気分が悪くなりました。車酔いや船酔いには耐性があると思っていたのですが、 お昼を食べてこなくて本当に良かったと思うほどでした。
下船時に2階席を見ると、全員レインコートを着ていました。
頭まですっぽりレインコートを被っている方もいらして、波しぶきがかなり上がったようです。
高島港ターミナル
ターミナル内には軽食や売店があります。お手洗いはターミナル外に2ヵ所あります。
この地で炭坑を始めた三菱財閥の創業者 岩崎弥太郎 の銅像が迎えてくれます。
長崎市高島石炭資料館
長崎市高島石炭資料館へ来ました。
外庭には軍艦島(端島)の模型が設置されています。
軍艦島での見学路からは一部しか見えないため、この模型を利用し、ガイドさんが島全体を解説してくださいます。ガイドさんの語り口はとても慣れていて分かりやすく、興味のある話ばかりでした。
高島に寄港し、模型を使って解説するのは軍艦島上陸クルーズ(軍艦島クルーズ株式会社)だけが行っているサービスだそうです。
島の北側には炭坑員の社宅が立ち並ぶ高密度の住居群があります。
ここには学校や病院なども併設されていました。
大きなコの字型の建物(65号棟)は300所帯のアパートで、その屋上に端島幼稚園/保育園があり、後ろに建つほぼ同じ高さの建物は端島小中学校(70号棟)でした。
広く何もない敷地は学校のグラウンドとして利用されていたそうです。
白線で囲まれたテニスコートの横には薄緑の建物「端島病院(69号棟)」があります。
住宅群の反対側、島の約半分には炭坑の施設が並びます。
島の端にはプールがあります。
桟橋からこのプールの周りが、実際に軍艦島に上陸した際に見学できる通路(220m)がある場所です。そのため上陸した場所からは、奥の住宅群側までは見ることは出来ません。
高島石炭資料館(HP)
ガイドさんの説明後は集合時間まで自由見学となりました。
石炭資料館内部にはいろいろな展示がされていましたが、船酔いで気分がすぐれないため、ほぼ見学出来ませんでした。風に当りながら、岩崎弥太郎像の近くまで歩いてきました。
高島ターミナルに戻ってきました。
早めに乗船して、少しでも快適な席を確保しようと思います。
高島を出港しました。
ここから約10分で軍艦島(端島)が見えてきます。
高島港ターミナル
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