ホテルニューグランド：本館館内ツアー（２）フェニックスルーム

2022年09月、ホテルニューグランドに宿泊しました。

ホテルニューグランド

今回宿泊したホテルは、山下公園近くのクラッシックホテル「ホテルニューグランド（公式HP）」です。
昭和初期に建てられた5階建てのレトロ建築な本館と、平成になって建てられた18階建てのタワー館の2棟があります。

• 元町・中華街駅　1番出口（階段）より徒歩1分

館内ツアー付きステイプラン

日にち限定の「館内ツアー付きステイプラン（朝食付）」を楽天トラベルで予約しました。
ホテルスタッフが館内を案内するツアーへ参加できる宿泊プランで、部屋は「本館グランドデラックスツインルーム」か、「タワー館ベイサイド（ツイン／ダブル）ルーム」から選べます。
今回は本館 グランドデラックスツインルームを選びました。

宿泊者限定の本館館内ツアー

今回の館内ツアーは、ホテルのシンボルともいえる大階段から始まりました。

フェニックスルーム

次は、大階段の横にある宴会場「フェニックスルーム」を見学します。
現在はイベントや結婚式場として利用されており、通常は内部へ入ることができません。

「フェニックスルーム」は、ホテルのシンボルマークになっているフェニックス（不死鳥）の名が付いたホテルの象徴ともいうべき宴会場です。

お客様の大半が外国の方々であることを意識し、和風な内装で造られた「フェニックスルーム」は、開業時はメインダイニングとして使われていました。

見事な装飾のついたライトは、寺社仏閣の行燈のような造りをしています。

桃山調と呼ばれる日本古来の神殿のような造りは神秘的でもあります。

部屋の奥には観世音菩薩立像が置かれています。

昔はこの緋色の御簾の奥で、洋楽の生演奏が行われており、和装のウェイトレスさんが洋食を提供していたそうです。

梁を見ると、装飾された山形の受け木があります。
シルエットが蛙の股の様に見えることから「蟇股（蛙股／かえるまた）」と呼ばれています。

3つ並んだ大きな窓を背に主賓席が設けられています。窓の向こうは緑が美しい山下公園です。

山下公園は関東大震災の瓦礫を埋め立てて造られてます。
開業当時は、この街路樹の向こうは海でした。チャーリー・チャップリンは氷川丸でホテル前まで来て、宿泊して氷川丸で帰国したそうです。

フェニックスルームのドアを開けると、広々とした2階待合ロビーを見渡せます。
次は、この2階の奥にあるもう一つの宴会場「レインボーボールルーム」を見学します。

ホテルニューグランド（公式HP）