ぶらり散歩

アップルウォッチの革ベルトを手縫いで作る。初めてのレザークラフト体験 – THOROUGH BRACE 蔵前

蔵前 THOROUGH BRACE 蔵前 レザークラフト体験 Apple Watchバンド ぶらり散歩
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2025年5月、初めてのレザークラフト体験に行って来ました。

THOROUGH BRACE 蔵前

今回レザークラフト体験に訪れたのは、Thorough Brace 蔵前(サラブレイス蔵前)。
都営大江戸線または都営浅草線「蔵前」駅から徒歩3分、JR総武線「浅草橋」駅から徒歩12分のところにあります。

蔵前 THOROUGH BRACE 蔵前 レザークラフト体験

交差点の角にあるガラス張りのお店で、初めて訪れる方でもすぐに見つけられると思います。

蔵前 THOROUGH BRACE 蔵前 レザークラフト体験

実はこの体験、お店の前をたまたま通りかかったときに見つけました。
ガラス張りの開放的な外観にひかれて入ったところ、このワークショップを開催していることを知り、「これは面白そう!」と思い、後日ネット予約しました。

体験予約

1時間~1時間30分くらいで、1種類の革製品(カードケース・コインケース・名刺入れ・アップルウォッチバンド・スマホショルダーより選択)を作るワークショップです。
じゃらん または THOROUGH BRACE 蔵前の公式HPから体験予約ができます。

atsu
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予約後、当日でも体験内容の変更ができるそうです。
お店で実物を見て「別の作品が作りたい!」となっても安心です。

(2025/05/10時点)
※毎週土日祝 開催/先着10名/所要時間は1時間~1時間30分
※最新の情報はリンク先をご確認ください

アップルウォッチバンド作り

今回は、アップルウォッチバンドを手縫いで作るクラフト体験に申し込みました。
バンドに使う革は、5色のイタリアンレザーと13色の国産レザーから選ぶことができ、幅も18mm・20mmの2サイズが用意されています。さらに、コネクターとバックルは4種類 × 各4色から選べるので、自分好みにカスタマイズできます。

蔵前 THOROUGH BRACE 蔵前 レザークラフト体験 Apple Watchバンド

パーツ選び

まずは、ディスプレイされている見本の中から好きな革とパーツを選ぶところから始めました。
革の色や質感、硬さはそれぞれ異なり、バックルも形や色合いが違います。

mico
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どれも魅力的で、悩みながら選ぶ時間も楽しみました。
実際に手に取って確かめられるのが嬉しいポイントです。

また、展示されているデザインはそのままカスタマイズして購入することも可能です。
「手作りはちょっと不安…」という方や「時間がないけどオリジナルが欲しい!」という方にもぴったりです。

革の切り端を磨く

今回のクラフト体験では、指定された作業スペースに着席して作業をスタートしました。
教室は満席で和やか雰囲気のなか、革を編み込んで作るコインケースの体験に参加される方々とご一緒になりました。

蔵前 THOROUGH BRACE 蔵前 レザークラフト体験 Apple Watchバンド

最初の工程は、参加者全員が共通です。
革の床面(裏側)やコバ(裁断面)を美しく仕上げるために「トコノール」という仕上げ剤を塗って磨いていきます。
アップルウォッチバンド用の革は、すでにある程度の処理がされているとのことでしたが、この工程を行うことで革の断面がさらにツルツルになり、触り心地が良くなりました。

選んだバンド用の革(写真上:ブルー)と、完成見本の革(写真下:ブラウン)を並べてみました。
これから、見本のような仕上がりを目指して手縫いをしていきます。

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縫い糸を選ぶ

今回、縫い糸はこの14色から選ぶことができました。

atsu
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糸の色によってバンドの印象が大きく変わるので、どれにするかとても迷いました。

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蝋引き (ろうびき) 

縫い糸を必要な長さに切ったら、切った糸をろうそくの上で軽く数回滑らせて、表面に蝋(ロウ)をつけていきます。
こうすることで革を縫うときの糸の毛羽立ちを抑え、強度を高める効果があるそうです。

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蝋引きした1本の糸の両端に手縫い用の針を通し、革を表と裏から交互に縫い進めていきます。
今回は、バンドの革が2つあるので、それぞれに糸を1本ずつ用意しました。

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蝋引きした糸を針に通しました

手縫い

作業台に革を挟んで固定する道具(レーシングポニー/ステッチングポニー)をつけてくださいました。
ここにバンドをセットすると、両手が自由に使え、ぐらつかずに縫うことができます。

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手縫いには革の表と裏から交互に針を通して縫っていく「サドルステッチ」という技法を使いました。
1針ずつ、しっかり引き締めて縫っていくので、丈夫に仕上がるそうです。

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最初は、久しぶりの針と糸に少し手こずりましたが、だんだんとコツをつかんできて、リズムよくチクチクと縫えるようになっていきました。

mico
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黙々と作業に集中するこの時間がとても心地よく、縫っている最中から「またやりたいな」と思えるほど楽しい体験でした。

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縫い終わった部分には、蝋引きした糸の蝋が表面に少し浮いてきますが、ライターの火で軽くあぶって蝋を溶かすと、見た目がきれいに仕上がります。
2本のバンドを無事に縫い終えたあとは、糸の処理(糸止め)や蝋の仕上げ、コネクターの取り付けなど、最後の仕上げを講師の先生が対応してくださいました。

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刻印

すべての革製品に、イニシャルや日付、好きな言葉などの刻印を無料で入れることができます。
参加者の皆さんは、それぞれ思い思いの言葉を選びながら、刻印の位置に悩んだり相談したりと、楽しそうに刻印体験をされていました。

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刻印は力加減が少し難しいので、まずは試し用の革で何度か練習してから、本番のバンドに入れました。
ちょっとした文字を入れるだけでも、ぐっと「自分だけのもの」感が増して、嬉しくなりました。

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完成品

市販ではなかなか見かけない、自分好みの色合いのアップルウォッチバンドが完成しました。
イタリアンレザーを選んだことで、使い込むほどに風合いが増し、革ならではの経年変化も楽しめそうです。

写真左:深みのあるグリーンのイタリアンレザーに紺の糸を合わせ、艶消しシルバーのバックルとシルバーのコネクターを組み合わせて、落ち着いた印象のバンドにしました。
写真右:ブルーのイタリアンレザーに赤いナイロン糸を合わせ、艶消しブラックのバックルとブラックのコネクターを組み合わせた、赤がアクセントになったバンドに仕上がりました。

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まとめ

体験教室では、みなさんそれぞれ違う作品を作っていましたが、同じ空間で黙々と作業をする時間には、不思議な一体感がありました。静かに集中しながらも、どこか和やかで落ち着いた心地よい時間でした。

現役の職人である講師の先生が常に2人いて、やさしい雰囲気の中で体験を進めることができました。
参加者それぞれのペースに寄り添ってくださり、少しでも手が止まるとすぐに気づいて声をかけてくださるなど、丁寧なサポートが本当に心強かったです。終始安心して楽しく取り組むことができました。

atsu
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体験後にアンケートに答えると、「コインケース」か「キーホルダー」から選べる嬉しい特典がありました。どちらも種類が豊富で、ここでもまた迷ってしまいましたが、今回はコインケースを選びました。

mico
mico

お店にディスプレイされていた​体験教室で作成できるスマホショルダーがとても素敵だったので、次回はぜひそちらにもチャレンジしてみたいです。

Thorough Brace 蔵前
じゃらん または THOROUGH BRACE 蔵前の公式HPから体験予約ができます。

(2025/05/21時点)
※毎週土日祝 開催/先着10名/所要時間は1時間~1時間30分
※最新の情報はリンク先をご確認ください

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