2017年04月 滞在していた熊本から日帰りで軍艦島(長崎県)へ行ってきました。
世界遺産 軍艦島
高島から約10分で軍艦島(端島)が見えてきました。
別のクルーズ会社「軍艦島コンシェルジュ(公式HP)」の船が停泊しています。
島に近づくほど船は大きく揺れ始めましたが、多くの乗客が写真に収めようとカメラを構えます。
上陸してからでは見ることが出来ない島の西側へ船は進みます。
この島の正式名称は端島(はしま)。
端島の外観が大正時代に長崎で建造中だった日本海軍の戦艦「土佐」に似ていたことから、「軍艦島」という通称が使われるようになったそうです。
座っていた席から軍艦に似た島の姿や護岸に打ちつける大きな波しぶきを見ることが出来ました。
写真は船の窓を覆うビニール越しに撮ったので、白っぽくなってしまいました。
この日は長崎県に強風・波浪警報が出ていました。
北西の風が強いため島の西側へ行くと船が揺れますと事前に案内はあったものの、乗客から小さな悲鳴が上がるほど船は大きく揺れ始めました。
「お客様の安全を考慮して、桟橋側へ引き返します」とアナウンスがありました。
桟橋側に戻ってきました。
軍艦島コンシェルジュ(公式HP)の船がまだ停泊しています。このあたりで上陸順を待つようです。
端島小中学校(70号棟)
右端の高層建築は端島小中学校(70号棟)です。
建設当初は6階建てでしたが、後に7階を増築。1階から4階が小学校、5階から7階が中学校でした。
骨組みだけが残り、ここからでも向こう側が透けて見えるのが分かります。
端島神社(1号棟)
右側の小さな三角屋根の建物はこの島の守り神「端島神社」(1号棟)です。
拝殿は倒壊してしまい、この祠のみが残っています。
全盛期の炭坑は24時間364日休みなく稼働していましたが、毎年4月3日にこの端島神社で行われる 「山神祭」というお祭りの時だけは稼働を停止したそうです。
幹部職員用アパート(3号棟)
ひときわ高い場所にあるこの官舎の間取りは3LDKと広く、内風呂が付いていました。
内風呂がある集合住宅はここだけで、高台から見える景色も含め、かなり贅沢な官舎でした。
護岸
軍艦島全体が護岸堤防で覆われています。
海がキラキラして綺麗に見えます。
あれほど揺れた同じ海とは思えないほど穏やかに見えます。
中ノ島
軍艦島には映画館やパチンコなどの娯楽施設もあり、人々が生活するうえで必要なものは何でも揃っていましたが、いくつか足りないものがありました。
それは緑(土)と火葬場・墓地だそうです。
その不足を補っていたのが、軍艦島近くにある中ノ島でした。
中ノ島は憩いの場である公園として、また火葬場・墓地(納骨堂)として利用されていました。
ドルフィン桟橋
船の接岸場所であるドルフィン桟橋に近づきました。
とうとう上陸(係留準備)が始まりました。
海上に突き出ている柱は石炭の積込桟橋台跡です。上陸します。
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