2021年09月、ホテル雅叙園東京に宿泊しました。
ホテル雅叙園東京
今回宿泊したホテルは目黒駅(JR山手線西口、東急目黒線、地下鉄南北線・三田線)より行人坂を下ること徒歩3分、日本美のミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京(公式HP)」です。
- 目黒駅(JR山手線西口、東急目黒線、地下鉄南北線・三田線)徒歩3分
- 無料ホテルバス
- JR目黒駅 東口(1時間3本):タクシー乗り場の並び、目黒駅前交番前付近
- JR品川駅 高輪口(1日3本):タクシー乗り場の並び
独立系ラグジュアリーホテルの会員組織である Small Luxury Hotels of the World 加盟ホテル(公式HP)で、日本国内で認定されているホテルはわずか14軒、都内はこの「ホテル雅叙園東京」と「東京ステーションホテル」です。
宿泊者限定の「雅叙園アートツアー」
宿泊者限定の「雅叙園アートツアー」では、雅叙園館内の歴史あふれる豪華な美術品をゲストサービススタッフの解説付きで見学できます。
※ 最新の情報は(公式HP)をご確認ください。
- 開催時間:09:00~10:30
- 集合場所:1階宿泊エレベーター前
- 参加費用:無料(宿泊者限定)
- 申込方法:ツアー参加日の前日17:00 までにフロントに連絡 または オンライン予約
招きの大門
日本料理「渡風亭」を出て、正面玄関方面へ向かいます。
招きの大門は、ホテル・バンケット棟を訪れるゲストを歓迎するエントランスです。
門の周りは、季節を感じる装飾になっています。
旧・目黒雅叙園の玄関を移築したもので、屋根の上には縁結びの意味を込めた水引が飾られています。
橋の左壁にある木彫りの板をよく見ると、日本各地の名所がモチーフになっていて、1つ1つの絵柄が違います。もともとは他の彩色木彫板と同様に色があったそうですが、修復の際に現在の形になったそうです。
門の龍の透かし彫りの中には「目黒雅叙園」と書かれています。
内側には3方向に彩色木版画が飾られています。
1枚に龍虎が3頭ずつ描かれており、3枚合わせて9頭。
古来より奇数は吉数(きっすう)とされていました。1桁の数字で最大の吉数である「9」は縁起の良い数字で、究極や最高という意味も持っています。
花魁回廊
江戸時代の風俗を表した艶やかな彩色木彫板、天井には扇絵の日本画が飾られています。
正面玄関から招きの大門の近くまで続いています。
日本橋の様子が描かれています。
この木彫板は立体的に彫られているため、見る方向によって見える部分が変わり、人々の表情までが変わります。
花魁回廊の屋根瓦には吉祥の象徴である「龍と鳳凰」のホテルロゴが入っています。
修復時に作成された瓦と、実際に使用されロゴがすり減っている瓦が混ざっているそうです。
公式HPにはGoogleインドアビューがあり、このフロアの様子を360°のパノラマビューで見ることができます。
東京都指定有形文化財「百段階段」
1935(昭和10)年に建てられた雅叙園で、現存する唯一の木造建築がこの「百段階段/公式HP」です。
晴れやかな宴が行われた7つの部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。
定期的に企画展が行われており、オンラインでチケットを購入(公式HP)することもできます。
エレベーター
1時間半に渡り、見応え充分のアートツアーが終わり、正面玄関で解散になりました。
客室に戻るエレベーターには螺鈿細工の孔雀が描かれています。
エレベーター内部にも螺鈿細工の見事な孔雀が描かれています。内部の光が反射してキラキラと綺麗に見えます。
昔、雅叙園では孔雀を飼っていたことから孔雀のデザインが多く使われているそうです。
エレベータ―ホールの飾り柱の上には、木彫りの鳥がいました。
雅叙園アートツアーまとめ(全5回+おまけ)
雅叙園アートツアー
おまけ
ホテル雅叙園東京(公式HP)
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