2017年7月 マレーシア・コタキナバル + クアラルンプールへ行って来ました。
マレーシアの携帯会社(キャリア)
マレーシアのSIM事情を調べたところ、有名な大手携帯会社(キャリア)は、Celcom(セルコム)とMaxis(マクシス)だそうです。
コタキナバル国際空港でSIMを購入しても良いのですが、マレーシアではMaxis(マクシス)回線を利用するというタイ・AIS社の国際ローミング対応SIMカード『SIM2Fly』を試してみることにしました。
SIM2Fly(アジア周遊プリペイドSIM)とは
タイの最大手であるAIS社が発行している高速データ通信プリペイドSIMで、ローミングで接続します。
日本を含むアジア圏14か国、韓国・台湾・シンガポール・オーストラリア・インド・ラオス・香港・マレーシア・マカオ・フィリピン・カンボジア・ミャンマー・ネパールで利用できます。
使用開始から8日間有効。通信使用量4GBまでは4G(LTE)あるいは3Gの通信速度で接続し、4GBの通信量を使い切ってしまっても減速(128kbps)して接続できます。
日本からはAmazonなどで購入できます。価格は1枚 1,400円(2017/07時点)です。
東南アジア(ASEAN)で上記「SIM2Fly」が利用できない国はベトナム・インドネシア・ブルネイです。
ベトナムSIM購入記
SIM2Flyのメリット/デメリット
メリット
- 旅行前に日本でSIMが購入できる(数か月前の事前購入も可能)
- 時間に余裕をもって、設定が出来る
- アジア圏14か国で利用できる(乗り換えで経由する場合や周遊旅行に便利)
- 日本でも利用できる
- 日本で利用しているSIMを海外へ持っていく必要がない(紛失予防)
- 旅行先で飛行機を降りたら、すぐに利用できる
- 現地空港や市内でSIMを購入する必要がない
デメリット
- プランが固定(データ容量:4GB、日数:8日間)されている
- 利用対象国が限られている
- 基本的には残高追加購入(チャージ)が出来ない
- 現地でSIMを購入すると携帯会社(キャリア)やプランが選択でき、料金が安くなる場合がある
SIM設定手順(iOS版)
- 普通郵便着
- SIMカードSIMカードは「標準」、「マイクロ」、「ナノ」の3つのサイズに対応しており、切り込み線が入っています。利用サイズに合わせて、切り取ります。
- 設定(iOS版)SIMカードを挿入し、電源を入れると自動的にアクティベートが始まります。
モバイルデータ通信のデータローミングをオンにします。
日本ではSoftBank回線を利用します。
- SMS/MMS メッセージ設定後にいくつかメッセージが届きますが、手順書通り無視します。
- 開通通知AISから開通通知が届きました。
利用可能期間が確認できます。タイ現地時間(時差:日本時間JST-2)が基準になるので、注意が必要です。
現地(マレーシア)で利用・通信速度
マレーシアではMaxis(マクシス)回線を利用します。
現地到着後、何も追加設定をせず自動的に接続しました。
コタキナバル国際空港の到着ロビー辺りは電波が悪いようで、3G接続でした。
空港を出る頃には4G接続になり、ホテル到着後に速度を計測してみました。
場所や時間帯などの影響はあるかと思いますが、ホテルや空港のWi-Fiよりもかなり速い速度でつながりました。
コタキナバル:4G
コタキナバル:ホテルWi-Fi
残量確認アプリ ( my AIS iOS版)
SIM利用中は通信使用量残高をアプリで確認することが出来ます。
- 電話番号入力SIMに記載されている電話番号を入力します。
- SMSメッセージ(1)で入力した電話番号宛へSMSで4桁の OTP(ワンタイム パスワード)が送信されます。
そのOTPを入力し、「OK」をクリックします。
- 使用条件書確認使用条件書(Terms & Conditions)を確認し、「Accept」をクリックします。
- 操作方法メニューの操作方法が表示されます。
- 残量/利用期間Home内で通信使用量の残量と利用期間が確認できます。
例)
残量:1.83GB
期間:2017/07/09 19:51:35 ~ 2017/07/17 19:51:35 まで(タイ時間)
「SIM2Fly」を利用してみて
今回は旅行日程が6日間だったので、旅行前日に日本でアクティベートを行い、帰国後翌日まで利用しました。
設定はとても簡単で、気軽に利用できます。
日本で購入・設定が出来るので、現地空港で両替してSIMを買う必要がないという気楽さもありました。
現地でSIMを購入するのに不安がある場合にも利用できると思います。
日本でのアクティベート直後から利用でき、旅行先へ行って国がかわっても、飛行機を下りた瞬間から利用できるというのは想像以上に便利でした。
速度に関しても問題なく、空港やホテルのWi-Fiを遅く感じてしまうことが多々ありました。
日本から Wi-Fi機器をレンタルして持っていくと、少なくとも5~6千円はかかります。
Wi-Fi機器の充電や返却などの煩わしさもなく、SIM2Fly利用で費用を抑えることが出来ました。
機会があれば、また利用したいと思います。
※本記事は2017年7月時点の情報です。
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