充電式Bluetoothキーボードは充電が長持ちする分、つい充電すること自体を忘れてしまいがち。急いで作業するときに限って充電が必要になってケーブルを探すといった経験はありませんか?
充電を気にすることなく、ケーブルからも解放、軽快なタイピングができるサンワダイレクトの「ソーラー充電 Bluetoothキーボード 400-SKB077」を紹介します。
ソーラー充電 Bluetoothキーボード(400-SKB077)
部屋の明かりでも充電できるソーラー充電対応のBluetoothキーボード「400-SKB077(公式HP)」。
パンタグラフ方式で、テンキーを備えたフルキーボードです。マルチペアリングに対応していて、最大3台の機器を登録して利用できます。
サイズ
サイズは42.6×14.08×1.917cm、重量は680g。テンキーを備えたフルキーボードです。
テンキーが独立しているので、データ入力も通常のタイピングもスムーズにできます。
このキーボードは、少し大きさと重みがあるので、持ち運ぶよりもオフィスや家での使用に向いていると思います。
パンタグラフ式
キーボードにはいくつかの種類がありますが、中でも「パンタグラフ式」のキーボードは薄型で軽量です。
主にノートパソコンで使われることが多い方式で、誰もが一度は触ったことがある馴染みのある打鍵感かと思います。
パンタグラフ式は、個人的に一番好みの種類のキーボードです。
パンタグラフ式キーボードは、キーが非常に薄く、軽い力で入力ができるので、軽快なタッチで入力できます。何よりも静音性に優れていて、タイピング音が大きく響くことがありません。
一方で、メカニカル式キーボードに比べると耐久性が低いと言われています。
マルチペアリング
マルチペアリングに対応しています。
マルチペアリングとは、1つのBluetooth機器と複数のデバイスを登録して、簡単に切り替えて使用できる機能です。
400-SKB077(公式HP)は、Windows、Android、macOS、iOSを搭載した機器を最大3台まで登録して使用できます。ほとんどの機器と接続できそうです。
キーボード上に専用のボタンがあります。登録も切替もボタン1つで簡単です。
ソーラー充電
400-SKB077(公式HP)の最大の特長は「ソーラー充電」です。
太陽光や室内照明で自動的に蓄電できるため、電池交換や充電作業が不要です。蓄電用には繰り返し充電に強く長寿命な電気二重層コンデンサ(スーパーキャパシタ)を使用しています。
充分に充電できない場合や電力を使い切っても、内臓している予備用ボタン電池(CR2032)に自動的に切り替わり、使用を続けることができます。ソーラー充電が完了すると、自動的に電源が切り替わります。
実際に使ってみました
ノートパソコンの外付けキーボードとして
ノートパソコンの外付けキーボードとして利用しました。ケーブルがないので、キーボードを自由に配置できます。
外付けのキーボードを使うことでパソコン画面の高さを調整でき、テンキー付なので数字の入力も簡単になり、作業性と快適性が向上します。
複数デバイスの切替に便利なマルチペアリング
1台のキーボードで複数のデバイスに接続できるマルチペアリング機能はとても便利です。
各デバイス専用のキーボードを持つ必要がありません。
パソコンやタブレットなど、複数のデバイスを併用して作業する際にキーボードのボタンをワンタッチするだけで接続先を切り替えられるので、スムーズに入力作業を行うことができます。
ストレスフリーで、エコなソーラー充電
明るい窓際では自然光を利用して充電でき、電池切れの心配はありません。
照度200ルクス(一般的なオフィスやリビングは200~500ルクス)で充電可能です。
我が家には照度計がないため、正確な明るさは分かりません。
夜から朝までなど暗い場所に置いておくと充電量が減っていきますが、明るい場所へ移動すれば、キーボードを使わない時間にも充電量が増えているのが確認できました。
明るい窓際とLEDライトの下に放置して、どのくらい充電ができているかを数回にわたって調べました。
スタート時から増えた平均+% | 10分後 | 30分後 | 60分後 | |
明るい窓際 | + 8% | + 20% | + 35% | |
LEDライトの下 | + 3% | + 7% | + 13% |
この調査は天気や明るさ、時間などの条件を統一していません。そのため、今回の結果はあくまで参考程度にご参照ください。
天気の良い日中の明るい時間帯の充電が最も効率的でしたが、調光で明るさを下げた我が家のLEDライトでも充電可能なのは快適です。
電気代やバッテリー交換費用が不要になるので、長期的にはコスト削減でき、エコロジカルな使用ができます。
他のパンタグラフ式キーボードと比較
現在使用しているパンタグラフ式のキーボード2つと比較してみました。
2020年頃からサンワダイレクトの「400-SKB068」を愛用しています。
コンパクトなのにテンキー付でデータ入力も簡単、タイピングも快適です。
- 写真上(白):Ewin Bluetoothキーボード
- 写真中(黒):サンワダイレクト Bluetoothキーボード「400-SKB068」
- 写真下(グレー):サンワダイレクト ソーラー充電 Bluetoothキーボード「400-SKB077」
キーピッチ(キーの間隔)は全て19mmで同一ですが、キーボードの幅が違うため、DeleteキーやHomeキーなどアルファベット以外のキー位置がそれぞれ微妙に異なります。
400-SKB077 (写真下/グレー) | 400-SKB068 (写真中/黒) | Ewin (写真上/白) | |
本体 サイズ | 42.6×14.08×1.917cm 680g | 34.5×11.5×1.9cm 350g | 29.5×12×2cm 290g |
特長 | テンキー付 大きく重め 角度調節スタンド付 | テンキー付 コンパクトで軽量 角度調節スタンド付 | テンキーなし 小さく安価 角度調節機能なし |
充電 | ソーラー充電式 充電を気にしなくて良い ケーブルが不要 | 充電式 充電ケーブルが必要 USB Mini-B | 電池式 (単4電池2本) ケーブルは不要 |
マルチペアリング 対応OS | マルチペアリング対応 Win/Mac/iOS/Android | 対応なし Windows または Android | マルチペアリング対応 Win/iOS/Android |
「400-SKB068」を何年も愛用していますが、ここは気になっています。
・ケーブルで充電しながら利用すると、入力反応が遅くなることがあります
・充電ケーブルが普段よく使う汎用タイプではないので、このキーボード専用で使っています
・マルチペアリング非対応のため、Windowsパソコン専用のキーボードとして使用しています
まとめ
400-SKB077(公式HP)は、太陽光だけでなく、部屋の明かりでも充電ができるソーラー充電対応のBluetoothキーボードです。
良いところ
- ソーラー充電ができる
太陽光や室内照明で自動的に充電されるため、バッテリーの心配がない
電源がない場所で使用していても充電の心配がない - ケーブル不要
充電や接続などのケーブルを気にしなくて良い - マルチペアリング
1つのキーボードを切り替え、様々なデバイスに入力ができる
切替の反応が良い - フルキーボード
ログイン画面ボタンなどショートカットキーが用意されている
テンキーが独立しているので、数字の入力がスムーズ
手が自然な位置に置かれ、タイピングの快適さも向上
気になるところ
- サイズが大きく重めのため、外出時の利用には不向き
- 充電残量はソーラー部分のみの表示で、パソコンでのみ確認可能(ボタン電池の残量確認は不可)
- 一部のキーサイズが小さいため、タイピングに慣れが必要
ソーラー充電 Bluetoothキーボード(400-SKB077)
充電を気にせず、軽快で静かなキーボードを探している方、1台のキーボードで複数のデバイスを使いたい方におすすめです。
充電・ケーブルからの解放とマルチペアリング機能は非常に便利です。
400-SKB077(公式HP)これからメインキーボードとして長く使えそうです。
提供:サンワダイレクト
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