2016年12月、北陸新幹線に乗って金沢に行って来ました。
金沢城/100名城
金沢城は天正11年(1583年)に前田利家により本格的な建城が行われ、万が一の備えとして寺町寺院群に出城の役目を持たせ、防御を固めました。その中心的役割を担ったのが妙立寺(忍者寺)と言われています。
ここ金沢城は加賀藩前田家14代の居城として明治まで続きました。
石川門と三十間長屋以外は度重なる火災で消失してしまっていますが、1996年(平成8年)から石川県が金沢城址公園として整備・復元を開始しました。日本100名城のひとつです。
石川門
重要文化財に指定されている石川門を内側から見てみました。
かつては搦手門(からめてもん)と呼ばれる裏門だったそうです。
河北門
河北門は三の丸の正面にあり、金沢城の実質的な正門として利用されていました。
平成22年に約130年ぶりに復元しました。
橋爪門続櫓 + 五十間長屋 + 菱櫓
三の丸広場から見た橋爪門続櫓 + 五十間長屋 + 菱櫓。
五十間長屋は長さがおよそ五十間(100m)あることから、この名前がついたそうです。
2001年(平成13年)に復元しました。
橋爪門
金沢城で最大の規模の枡形門。
枡形門とはL字型の城壁に囲まれた二重の門で、2015(平成27年)に全てが復元しました。
橋爪門「一の門」
敵が一気に攻め込めないように小さく狭く造られています。
年末だったので、藩政時代の様式を再現したしめ飾り「数の子飾り」が飾られていました。
橋爪門「二の門」
慶長7年(1602年)に天守が焼失した後は二の丸御殿が金沢城の中心でした。
その二の丸へ向かう最後の門としてとても格式の高い門だそうです。
菱櫓・五十軒長屋・橋爪門続櫓
内部見学のための入口は二の丸側にあります。
入場料は310円。
兼六園で購入した「兼六園プラスワン利用券」共通利用券(500円)を利用して入場できます。
3層3階建ての2つの櫓を2層2階建ての五十間長屋でつないでいます。
戦の際に二の丸(藩主の居城)を守るための建物で、櫓は物見櫓、五十間長屋は武器庫として使われ、右側の菱櫓は広く見渡せるように床も柱もひし形に造られたのだそうです。
1階から2階へはとても急な階段を上ります。
1階も2階も映像や音声ガイドを備えた資料館になっていました。
建物は鉄の釘やボルトは一切使わず、木材に凹凸を造り組み合わせ、 木のクサビで外れないようする日本古来の木造軸組工法で造られています。
2階からみた菱櫓。
冷たい雨が強くなってきたので、今日の金沢城公園散策はここで諦め、翌日に再訪しました。
金沢城公園(県公式HP/観光協会HP)
園内施設 09:00~16:30(最終入館16:00)
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