2023年3月、大阪・奈良へ行って来ました。
奈良半日観光ルート
今回は半日ほどの時間で、奈良の良いところを見てまわれる観光ルートを考えました。
奈良での観光は徒歩移動が多くなるので、時間短縮・体力温存のため、近鉄奈良駅から春日大社までの上り坂を路線バスで一気に移動します。
春日大社から下記地図の経路に沿って、徒歩で観光することにしました。
実際に春日大社から東大寺へ行くこのルートを歩きました。
下り坂が多めで歩きやすかったです。逆回りをすると上り坂が多くなると思います。
正直、この半日ルートは急ぎ足の観光になりました。
もう少し時間に余裕があると良いかもしれません。
東大寺鐘楼
二月堂を出て、土塀に挟まれた小路「東大寺二月堂裏参道」をしばらく歩くと、目の前に東大寺の鐘楼(公式HP)が見えます。
国宝でもある梵鐘の重さは26.3tもあるそうです。
東大寺 大仏殿
さらに少し歩いて、東大寺大仏殿(公式HP)に到着しました。
東大寺の拝観に間に合うよう急ぎ足でここまで来ました。
神社仏閣の閉門時間はどこも早めなので(季節により変動あり)
拝観時間にお気をつけください。
東大寺の金堂(大仏殿)は、奈良時代に創建されたあと2度焼失し、現在の建物は江戸時代に再建されました。再建時は財政が苦しかったため、建物の幅を約3分の2(88m→57m)に縮小して再建しました。
大仏殿は世界最大級の木造建造物で、幅 57.012m、奥行 50.480m、高さ 48.742mあります。
銅造毘盧舎那仏坐像
大仏様は 正しくは盧舎那(るしゃな)仏もしくは毘盧遮那(びるしゃな/ヴァイローチャナ)仏と言います。毘盧遮那には「太陽」という意味があり、太陽のようにあらゆる世界を照らし、人々に幸せの道を示し続けます。
天平勝宝4年(752)に盛大な開眼供養会が行われました。
2度戦火に合い、そのたびに修復され現在の姿になりました。高さ14.98m、顔幅3.20m、手のひら2.56m、中指1.08m、重量は約250tもあります。
脇侍(虚空蔵菩薩像)
大仏様に向かって左側にいらっしゃるのが、虚空蔵菩薩。
「広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩」という意味で、智恵や知識、記憶の菩薩として信仰されています。
光背/後光
大仏様の後ろにある金色のものは光背(こうはい)/後光と言い、偉大さやご利益を形であらわしたものです。表面に無数の仏様がいるものを「千仏光(せんぶつこう)」と呼びます。
裏側も豪華な金雲が描かれ、細かい装飾が施されています。
脇侍(如意輪観音像)
大仏様に向かって右側にいらっしゃるのが、如意輪観音。
「意の如く願いを叶える」菩薩という意味で、智慧、財福、福徳授与、安産、延命の菩薩として信仰されています。
四天王
四天王は、東方をまもる持国天、南方の増長天、西方の広目天、北方の多聞天で、東西南北を守護する仏神です。創建時には4体揃っていたそうですが、2回焼失し、広目天と多聞天のみ再建されました。持国天と増長天は頭部が造られただけで、完成には至りませんでした。
廣目天
西を守護し、知恵を授ける廣目天。
経巻と筆を持ち、両足で邪鬼を踏みつけています。
多聞天
北を守護し、仏の教えを広め、戦いの神でもある多聞天。
甲冑に身を包み、手に宝塔をのせ、もう片方の手で三叉激(さんさげき)を持っています。
礎盤(そばん)
石や木で作られた柱と礎石の間に置かれる台で、柱を水平に設置し、腐敗を防ぐ土台として使われています。東大寺の礎盤はハスの花のように装飾のあるものでした。
柱の穴くぐり
柱に開けられた大きな穴は、高さが約30cm、幅37cm、長さ120cmで、大仏様の鼻の穴の大きさと同じだそうです。ここををくぐり抜けられると「無病息災」「祈願成就」のご利益があると言われています。
2023年3月時点では封鎖されていました。
大仏の足元にある花瓶には大きな蝶が止まっています。
蝶は輪廻転生の象徴と言われています。蝶の装飾は可愛らしいなと思っていたら、不思議なことにこの蝶の足は8本ありました。
触角がないのはデザイン的に省略されているのかもしれませんが、
足が8本と多いのは不思議ですね。
東大寺 大仏殿(公式HP)
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