東京カテドラル聖マリア大聖堂の行き方
東京メトロ有楽町線・江戸川橋駅より坂をのぼること約12分、今回宿泊した「ホテル椿山荘東京(公式HP)」の通りを挟んで向かい側にあります。
東京教区の司教座聖堂(カテドラル)であり、聖マリアに捧げられたため、この教会は「東京カテドラル聖マリア大聖堂(公式HP)St.Mary's Cathedral Tokyo」と呼ばれています。
構内は大聖堂を中心に周囲に建物が配置されています。駐車場側が教会正面です。
階段上に建つ大聖堂は、高さが約40mもあり、総ステンレス張りで教会には見えません。
聖堂西側には鐘塔がそびえ建ちます。
東京カテドラル聖マリア大聖堂
1899年(明治32年)の建築当初は木造ゴシック式の聖堂でしたが、1945年(昭和20年)の東京大空襲で焼失しました。
国立代々木競技場(第一・第二体育館)、広島平和記念資料館、フジテレビ本社ビル、東京都庁舎などを手掛けた丹下健三の設計で、1964年(昭和39年)12月に現在の聖堂が再建されました。
正面玄関の上には外光を取り入れる無色透明のガラスがはめ込まれ、内部には教会用オルガンとしては日本最大のパイプオルガンが設置されています。
2021年4月現在、この正面玄関からは入場できません。
教会の西側にそびえ建つ鐘塔は61.68mの高さがあります。
ドイツから輸入された4つの鐘がついていて、鐘の音は日本的な音色が出るように調整されているそうです。
大聖堂は上空から見ると、建物全体で十字架の形をしています。
曲線を多用した外観は同時期に建てられた国立代々木競技場(第一・第二体育館)と似た雰囲気もあります。
聖堂内部
毎日 09:00~17:00まで、大聖堂の右側入口から内部へ入ることができます。
ミサやイベントの時間以外は自由に大聖堂内の見学ができます。
聖堂内部は撮影禁止のため写真はありませんが、下記サイトで内部の雰囲気がわかります。
コンクリートで打ち出されたままの内壁、照明が落とされているので、聖堂内は暗めで厳かな雰囲気がありました。石造りの内部に柱は1本もなく、見上げると天井窓の明かりで大きな十字架を見ることができます。
ルルドの洞窟
ルルドはフランスの西南、ピレネー山脈の奥地にある町の名で、巡礼地として知られるルルドの泉があります。
この「ルルドの洞窟」はフランスにある洞窟と全く同じ大きさで、1911 年(明治44年)に仏人宣教師ドマンジエル神父が建てたものです。
ジョセフィーヌの鐘
築地に聖堂が完成した1877年、2つの鐘がフランスより築地教会に運ばれました。
1つはそのまま築地教会に保管されており「江戸のジャンヌ・ルイーズ(公式HP)」と呼ばれています。
もう1つがこの鐘で、1920年に関口教会に移され、「アデレード・ジョセフィーヌ」と名付けられました。
大聖堂を正面から撮影する
駐車場の奥、ルルドの洞窟の隣に「受けとめるヨゼフ」像が建っています。
このヨゼフ像は大聖堂を見守っています。
見学していると教会の方が通りかかり、ヨゼフ像前にある駐車場の白線が大聖堂の正面だと教えてくださいました。
白線の上、真正面から撮影してみました。
青空に美しい白銀の教会が映え、美しいシンメトリー(左右対称)を感じられます。
もう1つ良い撮影場所として教えていただいたのが、「受けとめるヨゼフ」像隣にある洗い場からの撮影です。新緑越しに美しい大聖堂が撮影できました。
東京カテドラル聖マリア大聖堂(公式HP)
コメント