2018年7月、特急ロマンスカーに乗って箱根に行って来ました。
箱根関所
東海道で最大の難所として有名だった箱根。
江戸時代後期の関所の姿を平成19年(2007年)に完全復元したのが、この「箱根関所」跡です。
一般的に関所は「入り鉄砲に出女」を取り締まるとされていますが、箱根関所は「入り鉄砲検査」は行っておらず、「出女」に厳しい関所だったそうです。
まずは足軽番所を見学しました。
大番所・上番休息所
遠見番所から降りてきて、足軽番所の前に建つ大番所を見学します。
関所の中心となる建物で、通り側が大番所、湖側が休息所となっています。
当時の記録から役職や人数、名前などは判明しているそうですが、身体的特徴や衣服の色は明らかでないため、単色で淡い色にし、史実と異なったイメージを与えない「シルエット展示方法」になっています。
人見女
人質として江戸に住まわせていた大名の奥方が国元に逃げ帰ることによって、幕府に対する謀反が起こらないよう江戸から関西方面へ向かう女性=「出女」を厳しく取り調べました。
「人見女(改め婆)」は、出女の髪を解き「証文」に記載されている髪形や特徴を細かく調べたそうです。
面番所
通行手形の改めや記録を行っていた部屋です。
江戸から西へ行く「出女」、「手負(傷ついた人)」、「死人」、「不審者」以外の者は、無手形でも関所を通ることができましたが、関所役人に不審者と判断され通過できないということがないように手形を持参する旅人が多かったそうです。
上の間
関所の中で最も格式の高い部屋で、鉄砲や弓が置かれ、旅人を威嚇していました。
京口御門
関所を抜け、京口御門から出ました。
京口御門側から江戸へ向けて関所を通る女性(入り女)は特別厳しく吟味されることはなかったそうです。
お土産やさん通り
箱根関所「京口御門」を出ると、通りには寄木細工をはじめとしたお土産やさんやご飯屋さんが並んでいます。
大通り沿いに大きな「箱根関所」の看板があり、「箱根関所跡」のバス停も近くにあります。
箱根関所(公式HP)
箱根登山バス 「箱根関所跡」バス停
箱根関所の看板のすぐ近くに「箱根関所跡」のバス停があります。
箱根関所を京口御門側から見学するときの最寄り停留所です。
ここから箱根湯本駅/小田原駅方面のバスが出ています(箱根登山バス:箱根関所跡時刻表)。
今回は会社の保養所に宿泊したので、このバス停から最寄りまでバスで移動しました。
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