2025年9月、長崎県 長崎市・島原市へ行って来ました。
稲佐山展望台
稲佐山展望台は、長崎を代表する夜景スポットとして高い人気を誇ります。
昼間は港町・長崎の街並みと港を一望でき、夜には「1,000万ドルの夜景」と称されるきらめく光景が広がります。
展望台からは360度の大パノラマを楽しむことができ、昼と夜でまったく異なる景色を見ることができます。
今回は、稲佐山スロープカーを利用して展望台まで来ました。
標高333メートルの稲佐山山頂にある展望台からは、長崎市内をはじめ、天気の良い日には遠く雲仙や天草、五島列島までも見渡すことができます。

2016年にリニューアルされた館内は回廊構造になっており、窓に沿ってぐるぐると歩きながら上へ進むと展望台に到着します。
館内には無料休憩所もあり、ゆっくりと絶景を眺めながら過ごすことができます。

稲佐山の夕焼け
天気の良い日は、夕焼けがとても美しく見えるので、日没前に来るのがおすすめです。
この日は平日にもかかわらず、多くの人で賑わっており、展望台の手すり沿いはすでに人でいっぱいでした。

展望台はとても混雑していたので、良い場所を確保したい方は、少し早めに訪れるのが良さそうです。

夕日は刻々と色を変え、時間とともに空の色がどんどんと濃くなっていきます。
有明湾が鮮やかなオレンジ色に染まり、息をのむほど美しい夕焼けが広がっていました。

日没後には、電波塔がピンク色にライトアップされます。

長崎市内からもよく見えるこの電波塔を、間近で見ると不思議な感覚になりました。

1,000万ドルの夜景
湾側では夕焼けに包まれる長崎の街。
稲佐山の夜景は、時間とともに少しずつ色を変えていきます。

夜景が最も美しい時間帯は、日没後15~20分の短い時間。
ほんのひとときの幻想的な光景です。

少しずつ灯りがともり始め、夜の気配が近づいてきます。

昼と夜が交わる美しい瞬間です。ぽつぽつと灯りが輝き始めました。
奥には全長480mの女神大橋(ビーナスウイング)が見えます(23時に消灯します)。

少しずつ街が輝きを増していき、港に反射する光がとても印象的でした。

空が群青に変わり、光の粒が街全体を包み込みました。
港町・長崎ならではの湾と山の立体的な街並みを一望でき、刻々と変わる空と街の光に見とれてしまいます。

群青色の空に宝石を散りばめたような夜景で、個人的にはこの時間帯がいちばん美しいと感じました。

夜が更けるほどに、街の灯りがより一層輝きを増していました。


日没前に稲佐山に到着し、ゆっくり景色を楽しんだ滞在時間はおよそ1時間ほどでした。
帰る時間になると、展望台から下りるロープウェイは大混雑。私たちもほかの観光客と一緒に列に並び、まだまだ夜景を見ていたい気持ちを抑えながら、長崎市内へ戻りました。

稲佐山山頂展望台(公式HP)



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