2021年04月、ホテル椿山荘東京に宿泊しました。
ホテル椿山荘東京
今回宿泊したホテルは東京メトロ有楽町線・江戸川橋駅より坂をのぼること約10分、美しい庭園が有名な「ホテル椿山荘東京(公式HP)」です。
- 東京メトロ 有楽町線「江戸川橋駅」1a出口から徒歩10分
- 東京メトロ東西線「早稲田駅」3a出口から徒歩約13分
- 東京さくらトラム(都電荒川線)「早稲田駅」徒歩約8分
- 無料シャトルバス(土・日・祝日のみ運行)「池袋駅西口7番停留所」から約20分
(注)神田川沿いの「椿山荘 冠木門」は閉門しているため(2021年4月時点)、椿山荘へは正面エントランスからのみ入場できます。
庭園
美しい庭園が有名な「ホテル椿山荘東京」、東京ドーム2個分の広さがあります。その庭園の歴史は古く、南北朝時代にはすでに椿が自生する景勝の地「つばきやま」と呼ばれていたそうです。その後、明治11年(1878年)に、山縣有朋が私財を投じてこの地に邸宅と庭園をつくり、「椿山荘」と命名しました。
春は桜、夏は新緑、秋は月紅葉、冬は雪椿。いつ訪れても美しい庭園を楽しめます。
庭園様式は、庭園内を歩きまわり、様々な位置から観る「林泉回遊式庭園」です。
現在(2021年4月時点)、安全の対策のために庭園を含む施設への入館は、営業施設利用の方に限られています。宿泊者には、平日限定のガーデンツアー(利用日の3日前までに要予約)などのアクティビティプランが用意されています。
庭園オーディオガイド
ホテル棟1階の庭園入口に大きく紹介されていましたが、音声ガイド「庭園オーディオガイド(ブラウザ版/アプリ版)」があります。
しっかりとした解説文つきで、読みごたえもあります。
昼の庭園
バンケット棟から庭園に出ました。左側にチャペル、正面にホテル棟が見えます。
五丈滝
チャペルの横には五丈滝があります。
この滝の裏にはバンケット棟から続く通路があり、涼しげな滝を間近で見ることができます。
チャペル脇の階段上からは、ひょうたん型の池「幽翠池(ゆうすいち)」越しに三重塔を一望できます。
庭園へ進み、チャペル側を振り返ると、美しい庭園を背景に結婚式の前撮りをしていました。
幽翠池には風情のある水車が設置されています。
庭園は丘の地形を活かした高低差のある造りで、階段の手すりは竹製です。
四方を緑で囲まれた庭園を散歩をしていると、都内にいることを忘れてしまいます。
三重塔「圓通閣」
広島県の竹林寺に創建されたものを起源とし、大正14年にこちらへ移築されました。
国登録有形文化財に登録されています。
平成22年に行われた大改修の際に本尊として「聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)」が奉られました。
般若寺式石灯籠
三重塔の近くに般若寺式石灯籠があります。江戸期の茶人や造園家の間で人気を得ていた型の石灯籠で、この灯籠が鎌倉後期に造られた最古の原作だそうです。
この辺りは美しいモスグリーンの苔がつづき、心なしか涼しく感じます。
御神木
さらに庭園を進み、神田川の方へ向かうと立派な御神木があります。
樹齢約500年の椎の木で、根本の周囲は4m50、高さは20mもあります。
冠木門(閉門中)
庭園の端まで来ました。庭園から神田川沿いの道に抜ける冠木門は、通常は一般開放され、自由に出入りができますが、2021年4月時点は閉門中でした。
空中庭園「セレニティ・ガーデン」
ホテル棟の5Fには、挙式やイベントに利用できる空中庭園「セレニティ・ガーデン(公式HP)」があります。庭園や都心の景色を一望できるこの場所はガーデン挙式やイベントにも利用されています。庭の右端にはプライベートドッグパークがあります。
七福神めぐりと庭の神
椿山荘で、七福神めぐりができます。
椿山荘の庭園内に七福神が散りばめられています。
左上から順に 恵比寿(えびす)・大黒天(だいこくてん)・毘沙門天(びしゃもんてん)・弁財天(べんざいてん)・福禄寿(ふくろくじゅ)・寿老人(じゅろうじん)・布袋(ほてい)の七福神。
最後のニワトリの形をしたこの神は、椿山荘の八福神として庭の中の安心や幸せを守っています。
夜の庭園・東京雲海
夜はライトアップされ、幻想的な雰囲気になります。
ホテル椿山荘東京 庭園(公式HP)
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