2019年12月、大分県竹田市と熊本県熊本市へ行ってきました。
熊本城 特別公開第1弾
熊本城大天守外観復旧を記念し、2019年10月5日から特別公開第1弾(公式HP)が行われています。
震災から3年半ぶりに天守閣前広場から間近に熊本城を見ることができます。
工事用第1スロープから天守閣へ向かいます。
宇土櫓
スロープの左側に見えるのは「宇土櫓」。熊本城では江戸時代から残る唯一の3重6階(地下1階)の多層櫓です。
地震の被害で、宇土櫓の石垣の一部が大きく膨らんでいます。
宇土櫓の構造自体には大きな被害は見られないものの、建物全体が北側に傾いているそうです。内部は大きな損傷があり、再開には時間がかかりそうです。
大天守・小天守
宇土櫓を左手に見ながら、工事用第1スロープを越えると大天守(天守閣西面)が見えます。
小天守の覆いが数日前に撤去されたそうで、大小天守を間近に見ることができます。
大天守を左手に見ながら進むと、天守閣南西面工事用第2スロープがあります。天守の反対側へ行くことができます。
大天守の外観は修復工事がほぼ終了しており、この足場は順次撤去されるそうです。
天守閣前広場からも間近に眺められます。この日は天気がよく、青空に天守が映えていました。
被害の大きかった小天守は、建物と石垣を切り離して別々に工事が進められています。そのため、建物と石垣の間に隙間があり、奥の景色が見えています。
本丸御殿
2008年(平成20年)に復元された本丸御殿も閉鎖されています。
建物の構造、天井画、障壁画などに被害は見られないそうですが、石垣の沈下によって内部が傾斜しているそうです。
本丸御殿の下は熊本城の名所のひとつ、闇り通路(くらがりつうろ)です。
熊本地震前は天守や本丸御殿にいく際に必ず通る通路でした。
復旧が進む熊本城
石垣は現在も崩れたままの箇所もあります。
右側の建物は地震前はお土産やさんとして営業していました。
通路などではさらなる崩落を防ぎ、石材を保護するためにモルタルで仮固定され、防護ネットで覆われていました。
今回、特別公開第1弾を見ることができました。
第2弾、第3弾と引き続き特別公開されていくそうです。
特別公開第2弾
2020年04月29日からは特別公開第2弾として、新しく完成した特別見学通路を使って間近で見学できるようになり、平日も観覧できるようになります。
特別公開第3弾
2021年春(予定)からは、特別公開第3弾として、天守閣全体の復旧が完了し、天守閣の内部まで入れるようになります。
熊本城(公式HP)
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