2015年6月、仙台へ行って来ました。
感仙殿と善応殿
瑞鳳殿から少し歩くと、美しい新緑に囲まれた美しい入口を入ると正面に2代忠宗の廟である「感仙殿」があります。
感仙殿の左側に3代綱宗の廟である「善応殿」が並んでいます。
感仙殿
戦災により焼失したため、現在の建物は1985年(昭和60年)に再建されました。
建物の基本的な形は瑞鳳殿と同じですが、屋根の龍の飾りもなく、装飾は全体的に少なめになっています。
善応殿
感仙殿の隣に善応殿が並んでいます。
他の廟と同様に戦災により焼失しましたが、善応殿は焼失以前の資料が少ないそうです。
そのため現在の建物は綱宗公が好んで描かせた「鳳凰」と「牡丹」を装飾に採用し、1985年(昭和60年)に再建されました。
伊達家の家紋
伊達家は家紋の多い戦国武将だそうです。
紋が多いということは歴史が長く、伝統ある家柄の証でもあります。
3つの廟は同様に正面に大きく「竹に雀」紋の装飾がありますが、その紋を囲む小さな紋はそれぞれの廟で違いがあります。
瑞鳳殿は「竹に雀」「九曜紋」「菊紋」
感仙殿は「竹に雀」「九曜紋」(下記写真)
善応殿は「竹に雀」「三つ引両紋」
で装飾されています。
極彩色の華やかな装飾の違いだけでなく、家紋の違いも確認すると面白いと思います。
投稿時より約2年前の旅行記のため、情報に変更のある可能性があります。
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