2019年12月、大分県竹田市と熊本県熊本市へ行ってきました。
岡城(竹田城)とは
大分県竹田市にある岡城(おかじょう)は梯郭式山城で、臥牛城(がぎゅうじょう)、竹田城(豊後竹田城/ぶんごたけたじょう)とも呼ばれています。
文治元年(1185年)、緒方惟義が源頼朝に追われた源義経を迎えるために築城したことが始まりと伝わり、歴代の城主が改修を重ねながら発展しました。現在残されている城郭は、文禄3年(1594年)に中川秀成が岡城に入って以降、明治に至るまで岡藩を統治した中川公によって築城されたものです。
川に挟まれた海抜325mの台地に建つ城は、難攻不落の天然の要塞でしたが、立地から台風や地震、火事などの被害を多く受けてきました。
明治の廃城令によって廃城となり、荒れ果てた岡城で作曲者 滝廉太郎は「荒城の月」の曲のイメージを得たとも言われています。
現在は石垣のみ残っていますが、国の史跡に指定され、日本100名城、日本さくら名所100選にも選ばれています。
岡城(竹田城)への行き方
車・タクシー
車の場合、岡城入り口にある大きな無料駐車場(200台)が利用できます。
タクシーでは最寄り駅である豊肥本線「豊後竹田駅」から約10分ほどです。
徒歩
豊肥本線「豊後竹田駅」から岡城入り口にある駐車場まで徒歩で約30分ほどかかります。
歩けない距離ではありませんが、岡城に近づくにつれ上り坂になり、さらに岡城内は広いので、かなりの距離を歩くことになります。
路線バス
路線バスは本数が少なく、平日のみの運行です。
豊肥本線「豊後竹田駅」から岡城へは午前中2本、岡城から豊後竹田駅へも2本です(写真は岡城のりば時刻表)。
岡城(竹田城)
登城チケット購入
大きな無料駐車場の端に平屋の建物が建っています。
建物右側の観覧券発売所で購入します。
史跡保存料として観覧料は大人300円です。登城手形は栞の形になっています。
パンフレットは巻物の形になっています。素敵な形なので、旅の良い記念になります。
岡城内はかなり高低差があります。
ここしばらくは運行休止中のようですが、土日祝で登城バスが運行することもあるようです。
岡城(竹田城)址へ
岡城へは徒歩で景観を楽しみながら巡ります。
道なりに進んでいくと、切り立った崖が見え、崖下に数軒のお店が並んでいます。
お土産やさんのみで飲食店はありません。
おまけ(気になった看板)
「竹田名物 頭料理」
白身魚のあらゆる部分を最適な切り方で調理・湯引きし、季節の野菜と一緒に竹田特産のカボスを使った二杯酢、三杯酢でいただく郷土料理。海から遠く離れたまちでも魚をおいしく食べるため、生活の知恵として江戸時代から伝わる竹田名物だそうです。
岡城(公式HP/日本100名城)
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