2015年3月、京都と姫路へ行って来ました。
明石城
「日本の都市公園100選の地」「さくら名所100選の地」に選ばれている明石公園にきました。
ここには小笠原忠真が築城した明石城があります。
築城後、城主は次々に変わりましたが、松平氏の居城後は10代189年間、廃城まで続きました。
現在は国の重要文化財として指定されている坤櫓(左)と巽櫓(右)のみ残っています。
1995年の阪神・淡路大震災で櫓が被災し、修復と同時に2つの櫓を繋ぐ長い土塀を復元したそうです。
正面に天守台跡があります。
天守台の石垣は築かれたものの天守は建設されませんでした。
少し咲き始めた桜もしっとり雨に濡れています。
巽櫓(たつみやぐら)
巽櫓の前には木製の見晴らし台があり、塀越しに明石の街を一望できます。
遠くには白く霞んだ明石海峡大橋が見えました。
坤櫓(ひつじさるやぐら)
天守閣が造られなかった明石城では この坤櫓が天守閣に代わる役割していたとみられています。
1982年の改修工事で伏見城からの移築と判明しました。
2つの櫓の公開は春(3〜5月)、秋(9〜11月)の土日祝日、晴天時のみ。
奇数月は坤櫓を公開、偶数月は巽櫓を公開しています。
この日は3月の巽櫓公開期間中でしたが、雨天だったため入ることは出来ませんでした。
天守台跡
石垣のみで、天守は建設されなかった天守台跡。現在は見晴台になっています。
天守台から坤櫓を見下ろすことができます。
明石公園
とても広い明石公園は公共の施設として開放されています。
今回は雨天だったので、明石城(2つの櫓、本丸、天守台、桜堀)の部分のみ見学しました。
本丸跡地
現在は建造物はなく、緑ある広場になっています。
公園を歩いていると、刻印のある石を時々見かけました。
刻印の意味は諸説ありますが、所有者の印とも工事の際の識別マークだともいわれています。
マンホールの絵柄にもあるように明石公園は桜の名所でもあります。
本丸跡地から北側へ抜けていきます。
桜堀
本丸と北の丸の間にある堀の跡。
名前のとおり桜が綺麗に見える場所だそうですが、まだ咲いていませんでした。
投稿時より約2年前の旅行記のため、情報に変更のある可能性があります。
コメント