2015年3月、京都と姫路へ行って来ました。
姫路城大天守保存修理工事
姫路城天守は修復などを繰り返しつつ、ほぼ創建当時のままの形を維持しており、現存12天守の一つとして数えられています。
2009年(平成21年)から2015年(平成27年)に大天守の白漆喰の塗り替え・瓦の葺き替え・耐震補強を重点とした補修工事 「平成の大修理」 が行われ、2015年3月27日から再公開が始まりました。
国宝 姫路城
小雨が降りしきるなか、歩いて姫路城へ来ました。
大天守登閣整理券
この日の開城は9時からでしたが、8時前に並び始め、無事に当日のみ有効の整理券を受けとりました。
- 2015年の修理完了直後は大天守混雑抑制のため、3月27日~5月10日とお盆・秋の行楽期間に登閣整理券を配布しました。)
- 混雑状況は公式HP 世界文化遺産 国宝姫路城便覧内の「来城状況」を確認ください。
整理券裏側には大天守へのルートが書かれていました。この整理券は登閣口で回収されました。
整理券は当日16時までに利用すればよいとのことでしたが、そのまま大天守へ向かいます。
国宝にも指定されている連立天守群。
修復され新たに白漆喰で塗られた城壁や屋根が美しいです。
「はの門」
大天守への登閣は入場規制がされており、長蛇の列になっていました。
はの門では目の前が大天守でしたが、通路は大天守の方には進まず少し遠回りします。
天守まで通路を巡らすことで、死角を減らし、戦闘の際は壁面から攻撃できるようなっています。
「にの門」
「はの門」から「にの門」へは入り組んだ通路になっていました。
城壁の狭間(さま)
壁に正方形の穴がリズミカルに配置されていました。
円形・三角形・正角形・長方形などの形がある狭間(さま)と呼ばれるこの穴は、戦闘の際に敵を見張り、弓や鉄砲で攻撃するために作られました。穴は外側になるほど狭くなっており、味方は動きやすく攻撃しやすく、敵からは狙いづらい造りになっています。
城内の通路には屋根瓦を使って水路が造られています。
この時代の素晴らしい工夫と技術のひとつだそうです。
大天守と乾小天守
乾小天守は3つある小天守の中では一番大きく、外観3層・内部は地下1階・地上4階の造りになっています。
ほの門と水二門
天守に向かうためには、くるっと曲がる通路になっています。敵の足を止め、惑わす造りです。
この日は再公開3日目。雨はふったりやんだりとお天気は良くありませんでしたが、姫路城は大混雑でした。
いよいよ大天守の中へ入ります。
姫路城(公式HP)
投稿時より約2年前の旅行記のため、情報に変更のある可能性があります。
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