2025.09 長崎県旅行記(国内)

長崎人気の町中華「江戸びし」で ちゃんぽん

長崎 江戸びし ちゃんぽん ギョーザ 2025.09 長崎県
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2025年9月、長崎県 長崎市・島原市へ行って来ました。

長崎 江戸町

長崎市中心部にある江戸町は、出島や浜町アーケードの間に位置し、観光地と商業エリアのちょうど中間にあたる場所です。周辺には史跡や老舗が多く点在しています。

「江戸町」という名は、江戸の繁栄にあやかった説や、江戸幕府が開かれた慶長8年(1603年)に誕生したことに由来する説があるといわれています。
かつてこの地には長崎奉行所が置かれ、後に江戸幕府の海軍教育機関「長崎海軍伝習所」としても使われました。
2017年までは長崎県庁もこの地にありましたが、新庁舎への移転が完了しました。跡地は広場やカフェ、情報発信施設など新たな地域の憩いの場として、再開発が進められています。

江戸びし

その旧県庁跡地や出島のすぐ近く、江戸町にあるのが、ちゃんぽん・皿うどんの町中華「江戸びし」。
「大波止」電停から徒歩2分の場所にあります。

長崎 江戸びし ちゃんぽん ギョーザ

大将の父である先代が1970年にこの地で創業した、50年以上続く老舗です。
名物の皿うどんや長崎特製ちゃんぽんのほか、ナシゴレンも人気メニューのひとつです。

長崎 江戸びし ちゃんぽん ギョーザ

営業時間は昼11:00〜13:30、夜17:30〜20:00。後払い制で、現金のみ利用できます
観光客だけでなく地元の方々にも親しまれており、家族経営ならではの温かみと、やさしい接客で居心地の良いお店です。

atsu
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1階席はテーブル席とカウンター席の小さなお店です。
開店とほぼ同時にカウンターに座りましたが、あっという間に1階席は満席に。2階には座敷もあるようです。

長崎 江戸びし ちゃんぽん ギョーザ

メニュー

名物の皿うどんやちゃんぽんのほか、炒飯、ナシゴレンなどご飯系のメニューもあります。
また、「1人前は食べきれない」「いろいろな料理を少しずつ楽しみたい」という方のために、通常の7割サイズの少なめメニューも用意されています。
写真にはありませんが、お酒に合う唐揚げ(鶏肉・豚肉・レバー)や枝豆などのおつまみメニューもあります。

mico
mico

ナシゴレンが気になりましたが、今回は定番のちゃんぽんを注文しました。

長崎 江戸びし ちゃんぽん ギョーザ

ちゃんぽん

ちゃんぽんが運ばれてくると、まず豚骨の香りがふわっと広がりました。
白濁したスープは濃厚ながらも、豚骨ラーメンのような重さはなく、すっきりとした口あたりでとても食べやすいです。
ちゃんぽん麺はやや太めの楕円形をしており、もちっとした独特の食感。長崎県内でのみ製造が許されるという「唐灰汁(とうあく)入り麺」が使われているそうです。

「唐灰汁(とうあく)」?
長崎ちゃんぽんや皿うどんに欠かせない「かんすい」の一種です。
一般的なかんすいが主に炭酸ナトリウムで作られているのに対し、唐灰汁は炭酸ナトリウムと炭酸カリウムの両方を含んでいます。この組み合わせにより、特有の香りとコシ、ツヤのある麺が生まれます。
唐灰汁を製造するには免許や許可が必要であり、現在製造している会社は長崎県内わずか2カ所のみです。

黒い器に盛られたちゃんぽんは、錦糸卵の鮮やかな黄色が映えて、見た目にも彩り豊か。大きな海老やあさり、イカなど海鮮がたっぷり入っていて、具だくさんで豪華です。

atsu
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具がゴロゴロと大きく、柔らかく食べ応えのある大きなイカが印象に残りました

長崎 江戸びし ちゃんぽん ギョーザ

ギョーザ

薄い羽根がパリッと香ばしいギョーザはニンニク不使用で、あっさりとした味わいです。1人前は10個入りと少し多めですが、軽い口当たりなのでペロリと食べられます。シェアして楽しむのもおすすめです。

長崎 江戸びし ちゃんぽん ギョーザ

家族経営の地元密着のお店で、居心地の良い温かい雰囲気が魅力です。
店主さんは気さくに話しかけてくださり、スタッフの方々の丁寧でやさしい接客も印象的でした。

mico
mico

これからも長く続いてほしい、応援したくなるお店でした。
出島観光などの際には、ぜひ美味しいちゃんぽんを味わってみてください。

長崎 江戸びし ちゃんぽん ギョーザ

江戸びし

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