2025年9月、長崎県 長崎市・島原市へ行って来ました。
長崎新地中華街
神奈川県横浜市の中華街、兵庫県神戸市の南京町と並び、「日本三大中華街」のひとつに数えられるのが、この長崎新地中華街です。長崎の中華街は最も歴史が古く、独特の文化と歴史を育んできました。

毎年旧正月の時期には「長崎ランタンフェスティバル」が開催され、街全体が数千個ものランタンで幻想的に彩られます。
中華街の四方には色鮮やかな中華門が立ち、東門には青龍、西門には白虎、南門には朱雀、写真の北門には玄武(亀と蛇)の四神が街を守護しています。


この日は中華街に到着したのが20時頃。
すでにほとんどのお店が閉店しており、静かな通りを歩くことになりました。
中華街のお店はラストオーダーが早めのところが多いため、食事を楽しむなら19時頃までに到着するのが良さそうです。
老李(ラオリー)長崎ちゃんぽん 中華街店
長崎新地中華街は、ちゃんぽん発祥の地としても知られ、多くの有名店が軒を連ねています。
「老李(ラオリー)長崎ちゃんぽん 中華街店」は、朱色の外観がひときわ目を引くお店です。看板には老李オリジナルの「生からすみちゃんぽん」の写真が掲げられています。

この時間にもまだ営業していて、本当に助かりました。

店内は食券制(前払い)で、お一人様につき1オーダー制となっています。

「生からすみちゃんぽん」や「焼きちゃんぽん」など気になるメニューもありましたが、今回は定番のちゃんぽんを注文しました。

現金で食券を購入したあとに壁の案内を見て気づいたのですが、PayPay・タッチ決済・交通系ICカードにも対応していました。

店内はこぢんまりとしており、カウンター席とテーブル席が並ぶシンプルな造りです。どこか町中華のような雰囲気でした。
食券をテーブルの上に置いて待ちました。呼出し番号はあるものの、番号で呼ばれるわけではなく、店員さんが席まで運んでくださいました。

ちゃんぽん
この旅行で初めての本場長崎の「ちゃんぽん」がきました。
黒い器に盛られたちゃんぽんは、彩りが美しく、食欲をそそります。

アサリやエビ、イカゲソなどの海鮮に、キャベツやもやしなどの野菜、さらに豚肉やかまぼこも加わって具だくさんでした。

鶏ガラを煮込んだスープにアサリの香りがふわっと広がり、魚介の旨味がしっかりと感じられつつ、飲みすぎてしまいそうなやさしい味わい。麺はちゃんぽんならではのストレート麺で、スープによく絡みます。見た目も味も上品な一杯でした。

元祖肉汁水餃(3個)
皮をブレンドし、2度練りで仕上げた「ぷりぷりの皮」が特徴です。にんにくやニラは一切使わず、代わりに長崎芳寿豚、島原の生姜と玉ねぎが使われています。しっかり味がついていて、タレは必要ありません。

水餃子というより、小籠包のようなジューシーさがありました。

食べ終えてお店を出ると、看板の電気は消え、すでに閉店時間。中華街の通りはすっかり暗くなっていました。

老李 長崎ちゃんぽん 中華街店(公式HP)
長崎新地中華街、JR長崎街道かもめ市場、長崎スタジアムシティなど長崎県内に7店舗を展開。東京日本橋本店や中目黒店にも店舗があります。水餃子やデザートなど購入できるオンラインショップもあります。


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