2025年9月、長崎県 長崎市・島原市へ行って来ました。
稲佐山展望台
稲佐山展望台は、長崎を代表する夜景スポットとして高い人気を誇ります。
昼間は港町・長崎の街並みと港を一望でき、夜には「1,000万ドルの夜景」と称されるきらめく光景が広がります。
展望台からは360度の大パノラマを楽しむことができ、昼と夜でまったく異なる景色を見ることができます。
稲佐山展望台から長崎駅への行き方
稲佐山展望台から長崎駅からへは、主に2通りのアクセス方法があります。
ひとつは「長崎ロープウェイ」、もうひとつは「長崎スロープカー」です。
- 長崎ロープウェイ(稲佐岳駅~淵神社駅)
- 長崎スロープカー(山頂駅~中腹駅)
稲佐山山頂(展望台)より運行している「ロープウェイ(稲佐岳駅)」と「スロープカー(山頂駅)」は、ほぼ同じ場所にありますが、行き先(到着地)はかなり離れた場所なので注意が必要です。

この「光のトンネル」の先に「ロープウェイ(稲佐岳駅)」と「スロープカー(山頂駅)」の乗り場があります。

行きは「スロープカー」を利用しました
長崎ロープウェイ
帰りはロープウェイを利用して下山しました。
ロープウェイは、通年で午前9時から午後10時まで、平常は始発より15~20分間隔で運行しています。
チケット

料金は片道730円、往復1,250円です(2025年9月時点)。
公式HPにある往復割引券を利用すると、通常の往復料金よりも割引されます。

ロープウェイは、お得な「往復割引券」を乗車前に購入される方が多いようです。
復路をスムーズに利用するためには、行きの到着時にあらかじめ窓口でチケットを購入しておくか、STLOCALなどのオンラインサービスで事前に購入しておくのが良さそうです。


帰る時間になると、展望台から下りるロープウェイは大混雑。チケット窓口前にはロープウェイを待つ長い列ができており、帰りのきっぷを購入するのも一苦労でした。

順番にロープウェイへ乗り込みました。
黒を基調としたスタイリッシュな車両は、長崎スロープカーと同じく、フェラーリをはじめ数々の名車を手掛けた世界的デザイナー・奥山清行氏率いる「KEN OKUYAMA DESIGN」によるものです。

定員31名、座席はありません。所要時間はわずか5分です。

私たちが乗ったときは満員で、まるで通勤電車のようなぎゅうぎゅう詰め状態で圧迫感がありました。風の影響でゴンドラが少し揺れるたびににふわっと浮くような感覚があり、少し怖く感じました。
たまたま窓際に立てたおかげで、360度ガラス張りの車内から光に包まれた幻想的な風景を見ながら下山することができました。

ゴンドラは2基あります。
一般公募で選ばれた「星のしずく」と「月のしずく」というロマンチックな愛称が付けられています。

淵神社駅
ロープウェイ「淵神社駅」に到着しました。
駅の売店では、キーホルダーやボールペン、ポストカードなど、長崎ロープウェイ限定のオリジナルグッズが販売されています。

外に出ると、周囲はすっかり暗くなっていて、道が少しわかりにくいほどでした。

淵神社駅からバスで長崎駅へ
ロープウェイ「淵神社駅」から夜道を歩きながら、長崎駅方面行きのバス停「ロープウェイ前」へ向かいました。

ロープウェイを降りた人たちで列ができていて、バス停の場所はすぐにわかりました。
タイミングよくバスが来たので乗車し、約5分ほどで長崎駅へ戻りました。
まとめ
今回、行きは「スロープカー」、帰りは「ロープウェイ」を利用しました。
今回利用した長崎駅 から稲佐山山頂までの乗車時間と料金をまとめました。
アクセス・時間的にはロープウェイ、料金的にはスロープカーの方がお得です。
スロープカー利用(片道)
- 乗車時間:約23分(バス15分+スロープカー8分)
- 料金合計:520円(バス220円+スロープカー300円)
ロープウェイ利用(片道)
- 乗車時間:約10分(バス5分+ロープウェイ5分)
- 料金合計:920円(バス190円+ロープウェイ730円)
ロープウェイ、スロープカー、どちらがおすすめ?
行きは「スロープカー」、帰りは「ロープウェイ」を利用しました。

どちらにも乗ってみたかったので、両方体験できて良かったです。
それぞれに違った雰囲気や景色があり、乗り比べも楽しめました。
乗車時間はロープウェイの方が短く、料金的にはスロープカーの方がお得です。
ロープウェイも「往復割引券」などを活用すれば、費用を少し抑えることができます。
混雑具合は乗車する時間帯や日にもよると思いますが、ロープウェイの方が利用者が多い印象を受けました。

今回、帰りのロープウェイがぎゅうぎゅう詰めだったこともあり、個人的にはスロープカーのゆったりした雰囲気が好みでした。
長崎駅から・長崎駅へのアクセスのしやすさを考えると、ロープウェイのほうが便利だと思います。
スロープカー駅がある稲佐山公園からの路線バスは本数がかなり少ないため、事前に「稲佐山公園バス停」の時刻表を確認しておくと安心です。
一方で、レンタカーなど車で移動する場合は、スロープカー駅のほうが無料駐車場が広く、利用しやすそうに感じました。




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