2017年9月 はとバス日帰りツアーで山梨県へ行ってきました。
天然クーラー富士山五合目と富士ビューホテルランチバイキング
富士ビューホテルでランチバイキングを楽しみました。
バスで移動すること約20分。13:25分に富岳風穴に到着しました。
天然記念物の洞窟
富士山麓一帯には大小さまざまな洞窟があります。
その中でも代表的なものが、天然記念物に指定されている「鳴沢氷穴」「富岳風穴」 の2つの洞窟です。
鳴沢氷穴
鳴沢氷穴(公式HP)は、固まり始めた溶岩内部から熱いガスや水蒸気が噴き出しできたもので、環状型で1周できる竪穴式の洞窟。角度の急な階段が長く続きます。
富岳風穴
富岳風穴(公式HP)は、溶岩の流れによってできたもので、横穴式の洞窟。なだらかな坂がつづいています。
富岳風穴
このバスツアーは通常「鳴沢氷穴」へ行きますが、指定日(恐らく混雑が予想される日程)はこちらの「富岳風穴」が組み込まれています。
道路沿いの入口には「森の駅 風穴」があります。
綺麗な店内にはお土産のほか、「吉田うどん」「富士宮やきそば」などの地元名物、ここでしか味わえない「とうもろこしソフト」「とうもろこしパフェ」などのデザートもいただけます。
「森の駅 風穴」から洞窟入口までは添乗員さんについて徒歩で向かいます。
青木ヶ原樹海の山道を歩きます。上着と滑りにくい歩きやすい靴が必要です。
ガスや溶岩が噴き出したあとにできる空洞がいたるところにあります。
チケット売り場まで来ました。ここでは無料でヘルメットを貸し出しています。
今回は天候の関係もあってか、それほど混雑していませんでしたが、混雑時には長い行列ができ、洞窟へ入るのにも内部での移動にも時間がかかるそうです。
富岳風穴内部の図がありました。
入口の直径は5.4m、総延長201m、天井までの高さは最高部8.7m、最低部1.2mです。
洞窟内部へ
洞窟内は通年0~3℃に保たれており、夏でも上着を着ないと寒いくらいです。
この階段の途中から空気が変わり、体感温度が一気に下がりました。
洞窟内部は薄暗く、足元は濡れているので気をつけながら歩きます。
冬期は「氷柱」ができますが、夏/秋は溶け、その年の天候によっては見られないこともあるそうです。
富士山の雪解け水の伏流水で冷やされ、今夏はまだ少し溶け残っていました。
天井が低いところには「頭上注意」の看板がでています。
高さは一番低いところで120cmほどなので、少しかがめば歩けます。
背の高い方々が岩に頭をぶつけているのを見かけたので、お子さんや背の高い方は入口でヘルメットを借りるほうが安全かと思います。
洞窟奥には繩状溶岩(なわじょうようがん)が見られます。
先に流れて冷えた溶岩のあとに次々と溶岩が押し寄せ、皺(しわ)のような縄状の模様になるのだそうです。
洞窟内は通年温度が保たれているので、昭和30年頃まで実際にカイコ(蚕)の繭や樹木の種子を保存するための天然冷蔵庫として利用されていました。
富岳風穴の一番奥に到着しました。
看板には「この奥には人間の侵入が許されておりませんので、柵を回りお進み下さい。」と書かれています。
洞窟奥には珪酸華(けいさんか)が群生しています。
珪酸華とは苔の一種でヒカリゴケとも呼ばれ、岩肌が青白く光っています。光りが入り、青く写りました。
入口階段まで戻ってきました。
お天気は悪いはずなのに外の光がとても眩しく見えます。
この階段を上ると外が暖かく感じました。
洞窟内は寒かったものの、体感的には風が吹いていた富士山五合目の方が寒く感じました。
今日は混雑していなかったので、約15分程度の見学時間でゆっくり見てまわれました。
きた道を戻ります。青木ヶ原樹海は霧が出て妖しげな雰囲気でした。
このバスツアーの最後の目的地「巨峰狩り」へ向かいます。
富岳風穴(公式HP)
山梨県・はとバスツアー
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