2024年4月、大阪・奈良へ行って来ました。
平城宮跡歴史公園 大極殿(だいごくでん)
大極殿(だいごくでん)は、即位式や外国使節との面会などの国の重要な儀式が行われていた宮殿です。
平城宮では、奈良時代前半と後半で別々の大極殿が建てられ、建設された場所も離れています。
奈良時代前半の大極殿を「第一次大極殿」、奈良時代後半の大極殿を「第二次大極殿」と呼んでいます。
第一次大極殿
奈良時代前半に使用されていた第一次大極殿は、2010(平成22)年に復原されており、内部の見学ができます。
平城宮内の施設の多くは16:00までの最終入場ですので、時間に気を付けてください。
第二次 大極殿
745(天平17)年から約40年間使われた大極殿だそうで、基壇や柱跡などが復原されています。
この第二次大極殿からは、平城宮跡の広大さを実感できます。
自転車で平城宮跡から出て、自転車で5分程度の距離にある古墳へ向かいます。
佐紀盾列古墳群(さきたてなみこふんぐん)
平城宮跡北方の丘陵地にある古墳時代前期から中期にかけての古墳群で、多くは陵墓(歴代の皇室関係の墓所)として指定されています。
実際の被葬者は明らかではないが陵墓である可能性が高い場合は、陵墓参考地(りょうぼさんこうち)として宮内庁で管理されています。
平城宮跡から近い3つの古墳を見学しました。
コナベ古墳
全長200メートルを超える前方後円墳で、隣のウワナベ古墳より年代的に少し古いとされているそうです。
小奈辺陵墓参考地(被葬候補者:第16代仁徳天皇皇后磐之媛命)に指定されています。
場所的には方形の端の部分のはずですが、地上から見ると正直分かりません。
Google Map(グーグルマップ)で上から見ると前方後円墳の形が良く分かります。
コナベ古墳は周囲に道があるので、一周巡ることもできます。
ウワナベ古墳
航空自衛隊の施設を通過すると、ウワナベ古墳が見えてきます。
全長270~280メートルあり、佐紀盾列古墳群の最東端にある最も大きい前方後円墳です。
宇和奈辺陵墓参考地(被葬候補者:第16代仁徳天皇皇后八田皇女)に指定されています。
ヒシアゲ古墳
全長219メートルある前方後円墳です。ここには他の2つの古墳には見られなかった拝所が設けられています。
第16代仁徳天皇の皇后磐之媛命(いわのひめのみこと)の陵墓「平城坂上陵(ならさかのえのみささぎ)」として宮内庁が管理しています。
天皇陵・皇后陵とされる陵墓には拝所が設けられていることが多いそうです。
ジテンシャでなら
奈良市内には自転車専用の道路やサイクリングコースが整備されており、市内の名所やお寺を巡ることができます。
バスや電車の時間に縛られず、レンタサイクルで奈良の自然と歴史を巡るのも良いと思います。
平城宮跡
平城宮へ戻ってきました。朱雀門も半分閉まっています。
天平みはらし館で借りた自転車を返却しました。
平城宮跡歴史公園(公式HP)
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