加湿器の種類
乾燥が気になる季節に入り、新しい加湿器を検討し始めました。
加湿器には大きく分けて、下記の4種類が販売されており、それぞれにメリットデメリットがあります。
種類 | メリット | デメリット |
超音波式 振動で水をミストに変える | ・ 本体が熱くならない ・ 本体価格が安め ・ 電気代が控えめ | ・ 雑菌が発生しやすい ・ こまめな手入れが必要 |
スチーム式(加熱式) 沸騰した水の湯気で潤す | ・ 菌が繁殖しにくく、衛生的 ・ 手入れが簡単 | ・ 沸騰させる際、運転音がする ・ 吹き出し口が熱くなる ・ 消費電力が大きく、電気代が高め |
気化式 風を当て気化した水分を放出 | ・ 本体が熱くならない ・ 電気代が安め | ・ 運転音がする ・ フィルターの定期的な手入れが必要 |
ハイブリッド式 (加熱気化式) 温風を当て気化した水分を放出 | ・ スピーディーな加湿が可能 ・ 菌が繁殖しにくく、衛生的 | ・ 本体価格が高め ・ 気化式より電気代が高め ・ フィルターの定期的な手入れが必要 |
今までは「ハイブリッド式」を使っていました。
内部の汚れやフィルターの劣化を考えると交換時期がきていました。
今までの加湿器は、フィルターや内部の手入れやが大変と感じていました。また、経年劣化とともに衛生的な不安もありました。
今回は何よりも手入れが楽で衛生的に使えそうなものを優先して選びました。
ドウシシャ mistone600S
ドウシシャのスチーム式加湿器「mistone600S(KSX-603)」を購入しました。
カラーは、ホワイト、ブラウン、量販店限定発売のグレーの3色があります。
価格改正前だったため、1万円以下でブラウンを購入しました。
2023年2月時点の公式での販売価格は、税込み11,880円。
サイトによって価格に大きく違いがあるのでご注意ください。
本体の高さは34.6cm、重さは2.6kg(本体のみ)。
水が入るとそれなりの重さにはなりますが、サイズが小さめなので抱えることができ、持ち運びは楽に感じます。
シンプルな構造
フタには大きなレバーがついています。フタの取り付け・取りはずしに使用します。
持ち手ではありません。運ぶときは本体底部の凹みに両手を入れて持ち上げます。
スライドさせてフタをあけると、タンク部分は電気ポットのように大きな口が開きます。
フタを開けるのに少し慣れが必要でした。
フタが完全に外れてしまうので、簡単に給水・排水できます。
細かい造りがなく、シンプルなのでお手入れも簡単です。
フタの裏側は電気ポットのようになっています。周囲のパッキンは取りはずすことができません。
加湿後はかなりの水滴がつくので、軽く拭いてお手入れします。
操作は本体前にあるボタンで行います。軽く触るだけで反応するタッチ式です。
運転オンオフ、3種類の加湿モード、タイマー機能、洗浄モード(チャイルドロック)とシンプルな造りです。
本体サイズ | W22.1×D23.2×H34.6cm/2.6kg(本体のみ) |
水タンク容量 | 3 リットル |
定格消費電力 | 1000W(加湿時最大消費電力470W) |
連続加湿時間 | 強:約 5 時間 中:約 7.5 時間 弱:約 13.5 時間 |
加湿開始時間 蒸気が出るまでの時間 | 満水+水の場合:約25分 |
安全設計
フタとタンク部分のマーク(▷◁)が合い、完全に閉まっていないと電源が入らない設計になっています。
スチーム式は吹き出し口が熱くなるというデメリットがあります。
吹き出し口が熱くなりすぎないようにガードがついています。ガードは取外しできるので、丸洗いできます。
電源コードは、電気ポットのようなマグネットタイプです。
引っ張ったり、引っかけてしまったりすると、簡単に外れて電源が切れるので安心です。
お手入れ
基本的なお手入れは下記の3つです。
(かっこ内)は、取扱い説明書に記載された推奨お手入れ回数です。
- 排水(週に2回以上)
本体に残った水をきれいに捨てます。 - パーツの手入れ(週に2回以上)
吹き出し口やフタを拭きます。 - 洗浄モードを利用したタンクの洗浄(1~2ヶ月に1回)
水タンクを満水にして、クエン酸(約20g)を入れて洗浄モード運転をします。
本体が十分に冷めてから排水し、軽くゆすぎます。
今までよりお手入れがかなり楽になりました。
タンク洗浄モード
加湿運転を続けると、水道水に含まれるミネラル成分などが水垢汚れとして、加湿器の内側に白くザラザラと付着します。
クエン酸(約20g)を入れて、洗浄モード運転をするだけできれいになります。
お掃除用のクエン酸は、100均やドラックストアで簡単に手に入ります。
1か月ほど利用してみて感じたこと
メリット | ・ 構造と操作がシンプル ・ 給水が簡単 ・ 持ち運びが簡単 ・ 手入れが簡単 ・ 衛生的に使える |
デメリット | ・ フタの開け閉めに少しコツがいる ・ 部屋の状態に合わせた加湿の調整ができない → 強弱のみ ・ 水残量が確認できない ・ 電気代がかかる可能性 |
加湿の調整は、湿度計を見ながら強弱を調整しています。
スチーム式は電気代がかかると言われているため、今後これは気になるところです。
満水+水で運転を開始すると、加湿が始まるまで約25分かかります。
少しでも早く加湿を始めたい、少しでも消費電力を抑えたいという思いから、我が家ではぬるま湯を使うようにしています。
スチーム式は沸騰させるため、始めはお湯が沸く音や蒸気が吹き出す音がしますが、個人的にはあまり気になりません。沸騰後は静かになります。
衛生的に使えて、本体のお手入れが楽なのが気に入っています。
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