2025年9月、長崎県 長崎市・島原市へ行って来ました。
グラバー園へのアクセス
グラバースカイロードを経由して、グラバー園の最上部にある第2ゲート（スカイロード側の出入口）に到着しました。ここは園内でも最も高い場所で、あとはゆっくりと坂を下りながら、園内の建物や景色を楽しむことができます。
入場料
第2ゲートは、カードでの支払いに対応していませんでした。
現金で購入して、入場券（領収書）を受け取りました。入場券の肖像は、トーマス・ブレーク・グラバーです。
「楽天トラベル観光体験 」などで販売されているウェブチケットを利用すると、並ばずに入園できます。料金は窓口と同じですが、楽天ポイントも貯めたり使ったりできるのでお得で便利です。
グラバー園とは
1859（安政6）年の長崎開港後、スコットランド人商人のグラバー、リンガー、オルトがこの地に居を構えました。現在のグラバー園は、彼らの旧邸があった敷地に、明治中期に長崎市内で建てられた洋風建築を移築・復元してつくられた歴史的、伝統的建造物の博物館のような場所です。
園内では、9棟の伝統的建造物を見ることができます。
このうち、旧グラバー住宅・旧リンガー住宅・旧オルト住宅の3棟は、いずれも国の重要文化財に指定されています。また、旧グラバー住宅は、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産にも登録されています。
旧三菱第2ドックハウス
1896（明治29）年に三菱造船所の外国人乗組員の宿舎として建てられた建物です。
1972（昭和47）年に役目を終え、ここグラバー園へ移築されました。
高台にあるこのドックハウスからは、長崎の港を見下ろすことができ、造船の町「長崎」を感じることができます。
園内ツアー
旧三菱第2ドックハウス1階では、1日3回・各約60分の無料歴史ガイドツアーが行われています。
事前予約は不要です。グラバー園の歴史を深く知りたい方におすすめのツアーです。
旧リンガー住宅
「旧リンガー住宅」は、グラバー商会で働き、のちに「ホーム・リンガー商会」を設立したフレデリック・リンガーの旧邸です。
1860年代に建てられた木造のコロニアル様式の住宅で、外壁には天草の石、ベランダの床にはウラジオストクから運ばれた御影石が使われています。
リンガー家は明治から昭和にかけて三代にわたりこの家で暮らし、戦後は長崎市が所有しました。
暖炉のまわりを彩る大理石のマントルピースが豪華でした。
1973（昭和48）年に復元され、現在は国の重要文化財に指定されています。
玄関から見える景色が素敵でした
三浦環像
オペラ「マダム・バタフライ（蝶々夫人）」の舞台は長崎。
園内には「蝶々夫人ゆかりの地」として、蝶々夫人を演じ世界的に知られたソプラノ歌手・三浦環と、作曲者プッチーニの像が並んでいます。
この像の周りは緑に囲まれたオープンカフェになっています。
旧自由亭
「旧自由亭」は、出島でオランダ人から料理を学んだ日本人初の西洋料理人・草野丈吉が1878（明治11）年に開いた西洋料理店の建物です。1887（明治20）年に自由亭は廃業し、建物は改築を繰り返し検事正官舎として使われました。
現在は2階の応接室部分が、コーヒーやカステラなどを楽しめる喫茶室として利用されています。
旧グラバー住宅
グラバー園の見どころのひとつ、和洋折衷建築の旧グラバー住宅。
採光と通風を考慮した半円形の設計に、瓦屋根や漆喰の壁、開放的なベランダが特徴です。
スコットランド出身の商人トーマス・グラバーが暮らした、日本最古の木造洋風建築。
1961年に国の重要文化財、2015年に世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として登録されました。
グラバーの趣味で創建当初からあったという欧風の温室には、洋ランなどのたくさんの植物が今も並んでいました。
グラバー邸の入口にはアーチ型の石門が立っています。
レストハウス
第1ゲート近くには、椅子とテーブルが並ぶレストスペースがあり、奥にはお手洗いもあります。
広いグラバー園を歩き回ったあとに、ひと息つくのにちょうど良い場所でした。
自動販売機も設置されています。
ドリンクの価格は観光地らしく少し高めでした。
ハートストーン
園内の石畳の一画には、パワースポットともいわれているハート型の石が3か所あります。
実際に探してみると、なかなか探し応えがあります。
グラバー園（公式HP）
大浦天主堂
グラバー園のすぐ隣には、国宝「大浦天主堂（公式HP）」があります。
この2つをあわせて巡るのであれば、お得に観光できる「世界遺産めぐりチケット」もあります。個別に買うより少しお得です。
グラバー坂
グラバー園や大浦天主堂へ向かう道は、思った以上に急な坂道です。その坂沿いには土産物店が立ち並び、長崎カステラや雑貨など、長崎らしいお土産を楽しみながら歩くことができます。
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