このブログはAWSで運営していましたが、無料期間の12ヶ月が切れると月額使用料金が高くなることがわかったので、エックスサーバーへ引越ししました。
AWS利用時代
AWSの無料枠を活用しWordpressを構築しました。構成図はこのような感じです。
powered by cloudcraft.co
最終的な利用料は毎月1.5ドルくらいでしたが、最初に手に入れたクレジットが有効になっていたため、無料で運営することができました。
AWSではアカウント作成で 25ドルのクレジットコードがもらえるキャンペーンを時折実施しています。
現在2017年4月17日までの期間限定で行われているので、興味がある方は利用してみてはいかがでしょうか。https://aws.amazon.com/jp/campaigns/2017-spring/ → 本キャンペーンは終了しました。
移行先を検討し手続き
移転先を検討しました。
エックスサーバーを選択したのは、
- 推しているブログ記事が多かった
- 目立つデメリット記事がなかった
- A8.netのセルフバックを利用すれば割引がある
A8.netのセルフバックから申し込み、作業は下記の順に進めました。
(作業1)ドメインの設定
XServerのサーバーパネルからドメイン( futari-de.net )を設定します。
当ブログの画像ファイルはサブドメイン( static.futari-de.net )に配置しているので、このサブドメインも登録します。
移行作業中は新しいサーバーにアクセスするために、hostsファイルへ新しいサーバーの IPアドレスとドメイン名を登録しておきます。
hostsファイルは mac ならターミナルで sudo vi /private/etc/hosts 、
windowsなら c:\windonws\system32\drivers\etc\hosts を編集します。
# (新しいサーバーのIPアドレス)=321.321.321.321 321.321.321.321 futari-de.net 321.321.321.321 www.futari-de.net 321.321.321.321 static.futari-de.net
hostsファイルを変更後、ブラウザを使って設定したドメイン( futari-de.net )とwww付き( www.futari-de.net )、画像配置用のドメイン( static.futari-de.net )にアクセスできるようになります。
(作業2)DB(MySQL)の作成
XServerのサーバーパネルから MySQLを設定します。
DBのユーザーを作成し、アクセス権を付与します。
(作業3)SSHの設定
サーバーのファイルを操作したいので、SSHで接続する準備をします。
これは必要な場合だけで良いと思います。
(作業4)移行元のAWSでバックアップ
wordpress のプラグイン、BackWPupを使用してデータとwordpressファイルや画像ファイルをバックアップしました。
https://ja.wordpress.org/plugins/backwpup/
バックアップしたファイルを自分のPCにダウンロードします。
(作業5)移行先でデータの復元
XServerにはphpmyadminが用意されています。作成したDBユーザーでアクセスし、対象のDBにバックアップしたデータファイルをアップロードし実行します。
1箇所エラーが発生しました。
ERROR 1298(HY000) at line 18 : Unknown or incorrect time zone 'utc'
タイムゾーン'UTC'を知らないというエラーです。'+00:00'に置き換えました。
修正前
/*!40103 SET TIME_ZONE='UTC' */;
修正後
/*!40103 SET TIME_ZONE='+00:00' */;
(作業6)移行先でコンテンツの復元
バックアップした wordpressのファイルと画像ファイルをXServerにアップロードします。
wp-config.php ファイルを編集し、DBの接続先とユーザーを編集します。
wp-config.php (一部抜粋)
/** WordPress のためのデータベース名 */ define( 'DB_NAME', 'database_name_here' ); /** MySQL データベースのユーザー名 */ define( 'DB_USER', 'username_here' ); /** MySQL データベースのパスワード */ define( 'DB_PASSWORD', 'password_here' ); /** MySQL のホスト名 */ define( 'DB_HOST', 'localhost' );
ログインをして動作を確認します。
動作が速くていいですね。
個別ページを開いたときにエラーとなりました。
パーマリンク設定画面を開き、変更を保存ボタンを押して適用しました。
(作業7)ネームサーバの変更
ネームサーバの変更を行います。
futari-de.net のネームサーバを AWSからXServer に変更します。
(作業8)SSLの設定
ネームサーバの変更後にSSLを設定します。
ネームサーバを変更する前にSSLを設定しようとするとエラーメッセージが表示されます。
ネームサーバを変更後にSSLを設定することができます。
(作業9)後始末
hostsファイルを編集したままだったら、元に戻しておきましょう。
移行後の感想
データのバックアップ時に出力されたエラーに戸惑いましたが、それ以外は想定通りの作業で簡単でした。
サーバーの反応は期待以上に速く、今のところストレスなく利用できています。
お試し期間として10日が用意されているので、興味がある方はXServerを使ってみてはいかがでしょうか。
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