2025年9月、長崎県 長崎市・島原市へ行って来ました。
グラバー園へのアクセス
グラバー園の最寄り電停は、「大浦天主堂」駅と「石橋」駅の2つです。
園内には第1ゲート(大浦天主堂側)と第2ゲート(スカイロード側)の2つの入口があります。
- 第1ゲート(大浦天主堂側)へのアクセス
「大浦天主堂」駅で下車し、グラバー坂を上って約7分。入口まで急坂が続きますが、途中には大浦天主堂やお土産店が並びます。 - 第2ゲート(スカイロード側)へのアクセス
「石橋」駅で下車し、グラバースカイロード(エレベーター道路)を経由すると、グラバー園の最上部にある第2ゲートに到着します。スロープやエレベーターを利用できるため、坂道を登らずに入園できます。
グラバー園は園内自体が斜面に広がっており、第1ゲート(大浦天主堂側)から入ると上り坂が多く、第2ゲート(スカイロード側)から入ると下り坂が中心になります。
第1ゲートから入場しても、園内の動く歩道を利用して第2ゲート付近まで上がることができ、上から下へと景色を眺めながら各施設を巡ることも可能です。

以前、第1ゲート(大浦天主堂側)から入場したことがあるので、今回は第2ゲート(スカイロード側)を利用しました。
エレベーターや平坦な道を乗り継ぐので、坂道をできるだけ避けたい方や足元に不安のある方は、グラバースカイロード経由の第2ゲート入場を選ぶのがおすすめです。
石橋駅
グラバースカイロードは、路面電車「石橋」電停から歩いて行ける場所にあります。
長崎駅前から向かう場合は、まず路面電車で「新地中華街」電停まで行き、そこで石橋方面行きに乗り換え、終点の「石橋」電停で下車します。

石橋駅より進んでいくと、山の斜面に設置された緑色の大きなパイプ状の構造物が見えてきます。
これが斜面を登るためのエレベーター「グラバースカイロード」です。

グラバースカイロード
長崎市の南大浦地区は、住宅が密集するエリアで、急な坂道や階段が続いています。傾斜がきつく、道路整備も難しいため、特に高齢の方などにとっては日常の移動が大きな負担となっていました。
そこで、住環境の改善とともに、通路のバリアフリー化を目的として整備されたのが、長崎市道「グラバースカイロード」です。

市民の生活道路として作られた施設ですが、長崎市民以外の観光客も無料で利用可能です。
ただし、基本的には地元住民の利用が優先されるよう案内されています。

日本で初めて公道として整備されたエレベーター道路です。
2002(平成14)年7月27日に17人乗りの「斜行エレベーター」が、翌2003(平成15)年5月31日に11人乗りの「垂直エレベーター」が開通しました。

斜行エレベーター
1階の乗り場から斜行エレベーターに乗り込みます。
斜行エレベーターは高低差約50メートル、全長約160メートルの区間を、時速およそ5キロでゆっくりと進みます。

横にある大きな窓から斜めに進んでいく様子が見えます
エレベーター内の様子は、扉の横に設置されたモニターで確認できます

5階で降りました。

斜行エレベーターでは、地元の方とご一緒になりました。
あまりに暑い日で「暑いですね~」なんてお話していたら、「長崎では10月の『長崎くんち』が終わると、ああ秋が来たなって感じるんですよ」と教えてくださいました。

エレベーターを乗り換えるために一度外に出て、広場を抜けます。
ここまで登ってくると、高台にいることがよく分かります。目の前には金毘羅山が見え、出島や孔子廟などの観光地も一望できます。

垂直エレベーター
斜行エレベーターを降りて道なりに進むと、今度は垂直エレベーターに乗り継げます。

第2ゲート(スカイロード側の出入口)
エレベーターを上がりきると、グラバー園の最上部にある第2ゲート(スカイロード側の出入口)に到着しました。
ここは園内でも最も高い場所で、「旧三菱第2ドックハウス」のすぐ横に出ます。あとはゆっくりと坂を下りながら、園内の建物や景色を楽しむことができます。

グラバー園 第2ゲート


コメント